晩秋の風物詩といえば、酉市(とりのいち)。今日11月13日は「二の酉」が行われます。

毎年、おかめや打出の小槌、亀やタイなどの縁起物をにぎやかに飾った「縁起熊手」を買いに行くという人も多いのでは。

酉の市
知っておきたい!酉の市の楽しみ方
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年末の風物詩・酉市。今年はいつ開催?何時に行けばいい?

酉の市は、日本武尊(やまとたけるのみこと)を祭る神社で行われる、翌年の開運や商売繁盛を祈願する例祭のこと。名古屋より東の神社のみで行われており、来年の開運や商売繁盛をお祈りするお祭りです。

楽しみ方を浅草鷲(おおとり)神社権禰宜(ごんねぎ)・宮本智晴さんに聞きました。

「酉の市は毎年11月の酉の日に、午前0時の一番太鼓を合図に始まります。今年は先日行われた1日の一の酉、13日に二の酉、25日に三の酉が行われますが、どの酉の市も内容や規模は一緒です」

午前零時から24時間続く酉の市。何時頃に参加するのが正解なのでしょうか?

「夕方から夜は混雑するので、ゆっくり楽しむなら、明け方から午前中がよいでしょう」

●にぎやかで楽しい縁起熊手。どこに飾ればいいの?

酉の市といえば、熊手が有名です。

「熊手には2種類あります。皆さんがイメージする、境内で売っている熊手は縁起熊手と呼ばれ、好みのものを選び飾ればOK。お札だけ神社で受けて、その熊手にさすのもおすすめです」

お気に入りの縁起熊手を手に入れて、正しく飾るには?

「神社で受ける熊手はお札となるもので、神棚に飾るか、南側に向けて目線より高い位置に飾ってください。また、商売をしている人は、お金や人が入ってくるように家の入り口に向けて置きます」

じつは、熊手にはこんなならわしが。

「熊手は毎年新しいものと替えるのがならわし。酉の市のときは、神社の入り口に古い熊手を納める場所が用意されているので、そこに入れればおたきあげしてもらえます」

最近の熊手はシンプルなものから華やかなものまでバラエティ豊かなので、毎年自分好みのものを探して選ぶのも楽しいかもしれません。