58㎡、1LDKの中古マンションを、室内のどこにいても大好きな植物を楽しめる住まいにリノベーションした事例です。住まい手は30代の夫婦と人の子どもの4人家族。まるで雑貨を飾るように、窓辺やレンジフードの上など、ちょっとしたスペースにも小さなグリーンが。家にいるだけで、緑に癒やされそうな住まいです。
すべての画像を見る(全11枚)それぞれの部屋にマッチしたグリーンをさりげなく配置
Iさんの家 東京都
- ・家族構成:夫38歳 妻38歳 長男8歳 長女1歳(取材時)
・築年数::築22年(2000年築)
・専有面積:58.78㎡
・工事費:660万円(税・設計料込み。施主支給品は別途)
・設計:空間社
広いリビングと畳スペース、つくりつけの飾り棚をリノベーションで実現したIさん。キッチンや洗面のタイル、寝室の建具や内窓など、インテリアにとことんこだわりました。
Iさんのお宅で目を引くのは、部屋のあちこちに置かれたグリーン。スペースに合わせた飾り方がおしゃれ。「雑貨だとセンスが必要だけど、植物なら手っ取り早いから」(妻)と謙遜しますが、飾り方や植物のセレクトから、センスのよさが見て取れます。
上の写真は、キッチンカウンターの上の様子。ダクトレールからつるした照明と植物たちが仲よく並んでいます。
洗面にもタイルの花が。カフェのトイレで見て、妻が気に入って同じタイルを選んだそう。理科の実験器具のような容器に飾られたドライフラワーとも好相性です。
キッチンからリビングダイニングを見渡すとこんな感じ。ダイニングテーブルは、夫の元同僚がデザインから製作までを手掛ける奈良・吉野の「高野家具」のもの。ベンチとセットでオーダーしました。
畳スペースのつくりつけの棚には、お気に入りの植物をランダムに並べて。メダカのすむ水槽にはアクアテラリウムもあります。
ダイニングから畳スペースを見たところ。天井からハンギングしたり、棚や床に置いたりと、多層的にあしらわれた緑が、目を楽しませます。
畳スペース。棚の下に置いた存在感のあるローテーブルは、大阪のインテリアショップ「飛行船スタイル」のもの。
LDKのドアのところに置かれた大きな観葉植物は、濃い緑色をした幅広の葉が特徴のカシワバゴム。「週末に家族そろってグリーンショップを巡るのが楽しみ」という夫妻。二人三脚で植物との暮らしを楽しんでいます。