日本では5組に1組が不妊に悩み、50万人近くが不妊治療を受けていると言われています。 イラストレーターのオヨネさんもかつて、その1人でした。 今回は、陣痛に苦しむオヨネさんと、連絡の取れないメガネ(夫)についてのお話です。
陣痛が痛すぎる!夜ふかしした夫は寝ていて連絡がつかず…<オヨネの妊活いばら道22>
実家にてついに“10分間隔の陣痛”が始まったとき、メガネ(夫)は不摂生による風邪と深夜までゲーム三昧のため爆睡。連絡がつかない状況でした。
お腹が張っている間隔を計測するも、「なんだ…さっきまでの10分間隔どこいった!? 5分間隔とは?」というぐらいあれよあれよとすぐに3分感覚に。
すべての画像を見る(全8枚)電話で助産師さんに「陣痛5分感覚になってしゃべれなくなったらもう一度電話をください」と言われた通り、痛みでしゃべれない状態になっていました。
陣痛の痛みが来るたびに、自然とうめき声が出てしまう程痛い…。
●陣痛が痛すぎる!分娩台へ…
深夜3時頃「やばい! 陣痛きてる!」と寝ている実母を起こし、クルマで産婦人科まで送ってもらいました。
産院に着くなり分娩室へ直行。陣痛の合間合間に産院の廊下をペンギンのようにちょこちょこ歩き、痛みがきては家から持ってきたクッションを握りしめて耐えていました。
やっとこさ分娩台に乗るやいなや「子宮口8cmですね~。このまま産みましょう」と助産師さんに言われました。
陣痛とはもっとゆっくり進行するものと思い込んでいたので展開についていけず。
え? え? と思っている間に痛みは最高潮へ。
●夫からLINEの返事が来ない!寝てるの?
陣痛感覚が1~2分間隔になったあたりで助産師さんに「バースプランに立ち会い出産と書かれていますが、旦那さんは連絡ついていますか?」と聞かれました。
そういえば家を出るときにLINEを送ったっきり、メガネ(夫)からなんの返事も来ていませんでしたが、痛くて痛くてそれどころではありませんでした。
出てくれ、電話に出てくれ頼む!
そんななか、分娩台の上から祈るようにかけた電話は、何度もコールを鳴らしてからやっとのことで繋がりました。
寝起きのメガネ(夫)に「もう! 産まれる! すぐ…すぐきて!!」と切羽詰まって連絡しました。