洋服を整理したはずなのに、またぐちゃぐちゃになってしまった、クローゼットに出し入れしにくくて、結局適当な場所に積み重ねてしまった…そんな経験はありませんか。

「クローゼットを常に使いやすい状態を保つために重要なのが、ハンガー選びです」と言うのは、ライフオーガナイザーの田川瑞枝さん。

田川さんがパンツの収納で実践している、ニトリ、イケア、無印良品のハンガーの使い分け術を教えてもらいました。

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ニトリ、イケア、無印良品のハンガーを使い分けて、取り出しやすいクローゼットをつくる

●収納用と保管用と保存用でハンガーを使い分ける

ひと口にパンツをおさめるといっても、使う頻度で、収納、保管、保存と3つの状態に分けることができます。

収納は、今の時期に着る服をしまうこと。
保管は、次のシーズン以降に着る機会のある服をしまうこと。
保存は、冠婚葬祭などめったに着ない服や、思い出に取っておく服をしまうこと。

この3つの使用頻度別に、ハンガーも使い分けると、ぐっとしまいやすくなるのです。

●収納に便利なニトリのハンガー

毎日着用するパンツを収納するときに便利なのが、ニトリの「すべりにくいスラックスハンガー」(3本で299円)です。

すべりどめ加工されており、バーに引っかけるだけでしっかり収納できます。

この「引っかけるだけ」というのがポイント。毎日のことなので、簡単に整えられるのがいいですね。これからの時期は、ストールなどの収納にも便利です。

●保管に便利なイケアのハンガー

クリップタイプのハンガーは、保管に便利です。

クリップをつまむというひと手間がありますが、たまに使うという程度なら、気になりません。来シーズン以降に着るパンツをつるしておくのに便利です。

イケアの「ブメラング・ズボン&スカートハンガー」(99円)は、軽いので子どもでも扱いやすいですよ。

●保存に便利な無印良品の3段式のハンガー

保存に便利なのは、数枚のパンツを一気につるすことができるハンガー。重なっている分、冠婚葬祭などあまり頻繁に着用しない衣類や、思い出に取っておきたい服をしまうのに向いています。

無印良品の「アルミハンガー・パンツ/スカート用 3段」(990円)は、バーが折りたためるので、一般的な3段タイプよりも扱いやすいのが特徴です。

洋服の出し入れがしづらいと、ストレスがたまります。使い勝手のいいハンガーを活用して、すっきりとしたクローゼットを保ちましょう。