おうちが片づいていると暮らしやすく、家事効率もアップします。自分はもちろん、家族の「片づけ欲」をアップさせる方法とは? カウンセラー・エッセイストの若松美穂さんが教えてくれました。

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自分と家族の「片づけ欲」を高めるコツ3つ

興味のあることや楽しいこと、やりたいことは、変わっていくもの。私もその時々「今は」で考えて、自分のブームを大切にしています。
一方、「いつかは飽きる」ことも認識のうえで、夢中になるだけなるのもよし。その後は無理に続けなくてもいいのかなと思ったりします。

 

●1:片づけは焦らず、面倒がない方法に

家族が廊下に出してくれた「いらないもの」
家族が廊下に出してくれた「いらないもの」
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今は片づけがマイブームです。暇ができたらあちらこちらの扉をあけてものを取り出し、スペースをあけるのが楽しい。

家族もいらないと思うものは、廊下に出しておいてくれます(その後私が仕分け)。
この「出すだけ」というのも、家族にとっては面倒が少なく、片づけのハードルが低くなっているのかなと思います。

片づけは、一気に進む方が理想的かもしれません。でもわが家の場合は、段階的に進んでいきます。
少しずつ諦めがついていらなくなっていくから、無理して捨てず、家族が“取っておきたい”と言ったものは、残しておきます。

次第に「もういいかな」と自分で決めるときが来るのを何度も見ているので、焦る必要はないのかなと思っています。

 

●2:捨てられないものがあっても、待てばタイミングが来る

おもちゃ

笑われそうですが、子どもたちと海で遊んだオモチャを捨てたのは、ついこの間。
もう15年くらい使っていないのに、二女が「まだ、捨てないで…」と言っていたんです。

懐かしさは私も同じでした。砂浜で駆け回る、子どもたちの楽しそうな様子が目に浮かび、躊躇しました。
それから1年がたち「そろそろいいかな」と声をかけると、「うん」。写真に残して、お別れしました。

自分のつくった作品はパッと捨てるのに、これは捨てられなかった娘。おもしろいものです。

本

習い事に使った本やCDも、本当は一つ残らず“丸ごと”譲ろうと思ったのですが、いざ整理を始めたら、「これ私好きだったよね」「かわいい! 取っておきたい」と。

いつかはいらなくなるのかもしれないけれど、彼女が必要だと思うものは抜き出し、残りの段ボール1個分を、身内にお下がりとしてもらっていただきました。

 

たとえ家族であっても、価値観や物への思い入れ、捨てどき(タイミング)は異なるもの。
こちらにとって必要のないものも、相手にとっては特別なものだったりもします。
だからこそ、その人の「今」や「えい!」という時期を待ってみるのも、ひとつの方法なのかなと思います。