キッチン周りで使う、ロール状になったペーパータオルは、使い勝手がいい半面、置き場所に困るグッズでもあります。
シンク周りに置いてしまうとスペースを取るうえ、水に濡れない場所を確保するのは意外と大変。
「専用の収納グッズもありますが、私は意外なアイテムで解決することができました。タオルも一緒に収納できてすっきり!」と話すのは、ライフオーガナイザーの田川瑞枝さん。
キッチンの賢い収納アイデアを教えてもらいました。
かさばるペーパータオル。既存のアイテムに少し手を加えて、ラクラク収納
先日キッチンで使う手ふきタオルをかけるバーを探す目的で、ホームセンターに行ってきました。
私が見つけたのは、レバー式タオルバー。吸盤で壁にくっつけて、レバーを下ろして固定するタイプです。重量6kgまでOKの強力タイプで、少しくらい力が加わっても、ずり落ちる心配がありません。
この形状を見たときに、あることを思いつきました。吸盤の位置は、レバーを下ろすと固定されますが、レバーを上げると、自由にスライドするのです。
このつくりを活かして、このタオルバーで、ペーパータオルの収納も同時に行うことにしました。
●タオルとペーパータオルの両方を1本で収納!
方法は簡単です。キッチンシンクの壁に、タオルバーを取りつけます。その際に、吸盤の一片を、中央寄りに取りつけるだけ。
こうすることで、あいている片側から、ペーパータオルをすっとスライドさせて入れることができます。端にはストッパーのような出っぱりがあるので、ペーパータオルが落下する心配はありません。
ペーパータオルを引き出すときに少々力がかかったとしても、もともと耐荷重が6kgなので、バー自体がずり落ちる心配もありません。
このタオルバーひとつで、当初の目的である「手ふきタオルかけ」と、気になっていた「ペーパータオル収納」のふたつを解決することができました。
収納グッズを探す際は、「専用のグッズじゃないと」と思い込まず、ひと工夫して使いやすくアレンジすることも念頭においてみてはいかがでしょうか。
意外なものが意外な形で活躍してくれるかもしれません。
※コンロなど、高温になる器具の上に設置しないようにしましょう