開放的でおしゃれなオープンキッチンですが、ついいろんなものを置いて片づかないという悩みもよく聞きます。
「わが家のキッチンは家の真ん中にあるので、どこにいても目に入り、少しでもごちゃごちゃしていると気分が下がってしまうんです。そこで、きれいな状態をキープするためのルールを決めました」
そう語るのは、すっきりしたインテリアや収納をSNSで紹介しているkaoさんです。詳しく教えていただきました。
<ルール1>キッチンのワークトップにものを置きっぱなしにしない
リビングとつながっているキッチンカウンターの上は家族みんながものを置きがち。ものの定位置を決め、出しっぱなしをやめたら作業のしやすいキッチンになりました。
●ものを置かずにすっきりをキープ!
すべての画像を見る(全14枚)ワークトップがすっきりしていると、広く使えて台所仕事がスムーズに。
「片づいていると気持ちがいいし、やる気スイッチが入ります(笑)」
●戻す場所をつくればきれいをキープできる
カウンターにものを置かなくてすむように、キッチンの近くに家族のものをしまう場所を設定。
「夫のものは押し入れが定位置です」
ごちゃつきがちな書類や細かい生活用品はキッチン脇の棚に収納。
置きっぱなしにしやすい子どもの文具類は勉強机の上のトレーを定位置に。ものをグループで分けて定位置を決めたことで、キッチンにものが積み重なることがなくなりました。
<ルール2>キッチンカウンターに置いていいのはアロマと植物だけ
すっきりとしたキッチンに大好きな花を飾っているkaoさん。カウンターに置いていいものを厳選し、毎日過ごす場所をリラックスできる空間にしています。
●季節を感じる植物をお気に入りの花ビンに
カウンターに置いた花ビンには季節を感じる草花を。
「植物のエネルギーで元気になれる気がします。一定期間楽しんだら、あとに残らないのもいいですね」
●気分に合わせてアロマを替え、リラックス
家事の合間に、アロマオイルをたいて気分転換。
「シャキッとしたいとき、リラックスしたいとき…と、気分に合わせて香りを使い分けて楽しんでいます」
<ルール3>片づけやすいようにものの置き方にこだわる
ものを出しっぱなしにしないためには片づけやすさが大切。スムーズに収納できるようにものの定位置や置き方を考えました。
●食器は洗ってすぐしまえる場所に収納
食器やカトラリーをしまう場所を、食洗機のちょうど背面に設定。
「いちいち動かなくても、後ろを向くだけで乾いた食器をしまえるのがうれしい。面倒なあと片づけが苦になりません」
●あけたときにひと目でわかる引き出しに
引き出しの中はつめ込まず、中身が把握できる量だけにしています。
「生活のなかで少しずつ、食器や調理道具を処分しました。数を絞った方がそれぞれのものを大切に使ってあげられるし、愛着もわいてくるんです」
キッチンツールはよく使うものだけを引き出しへ。ゆとりをつくることで出し入れをラクに。
調味料も均等に隙間をつくって並べると、スムーズに取り出せます。
フライパンや鍋を入れたコンロ下の引き出しは、柄のスペースを確保して、スッと出せるように工夫。
迷わず取り出せるよう、普段使いの食器は厳選しています。
ストック食品は細かくケースで仕切れば在庫管理もしやすくなります。
「調味料やスープの小袋はとくに迷子になりがちなので、小さなケースに分けています」
ボウルとザルは重ねず、サイズ別に並べます。
●見せる棚には夫婦で楽しむコーヒーのアイテムを
夫婦でコーヒー好きだというkaoさん。オープン棚をつけ、コーヒーアイテムをゆったりと飾りながら収納しています。
「目に入るたびに、うれしい気持ちになる大好きなスペースです」