「狭いキッチン」と聞くと、調理がしにくい、収納が足りなくてごちゃつく…そんなマイナスイメージをもつ人も多いのでは。
でも、その狭さを逆手に取り、使いやすく快適なキッチンを実現しているのが、2畳の狭小キッチンで家族6人のご飯づくりに日々励んでいる大塚紗代さんです。
ここではシンク周りの工夫を教えてもらいました。
収納力とおしゃれさがアップ!シンク周りのDIYテク
壁や空中などを有効活用し、既存のキッチンの不便さを解決したシンク周り。
「収納スペースの確保はもちろん、ものをラクに取り出せるようにしたことでムダな動作がなくなり、調理の効率もあがりました」
壁や扉にはリメイクシートやタイルをはり、おしゃれさにもこだわっています。
●テク1:キッチンツールは有孔ボードとフックに収納
すべての画像を見る(全7枚)冷蔵庫に引っかけるように設置した有孔ボード。
「S字フックでつるしておくと、必要なときにすぐ使えるので引き出しにしまうよりも便利です」
キッチンツールをかっこよく収納でき、圧迫感もありません。
調理中のちょい置き用にコンロ上にフックを。
「ツールかけを2か所にすることで、キッチンを行ったり来たりしなくてすみます」
●テク2:シンクの壁はタイル風にリメイク
ビニール素材のリメイクシートでシンク上の壁をタイル風に。
「黒い目地のパネルは、ずっと探して見つけたお気に入り。はるのも簡単です」
●テク3:コンロの隙間はタイルをはった板で目隠し
壁とコンロの隙間には板をはって汚れを防止。
「ただ隠すだけだとつまらないので、お気に入りのタイルをはっておめかししました」
●テク4:食器洗いグッズは空中につり下げる
スポンジや洗剤は、つり下げるタイプのステンレス製カゴに収納。
「6人家族だと、シンクがすぐ食器でいっぱいに。食器洗いグッズがあると洗いものがしにくいので空中を有効活用することに。乾きやすいのもメリットです」
●テク5:引き出しの取っ手を外して引っかかりをなくす
狭いキッチンでは引き出しの取っ手が作業の邪魔になることも。
「すべて外したら、料理中に服が引っかかることがなくなりました。キッチンになじむ木目シートをはり、隙間に指をかけてあけています」
●テク6:コンロ下の棚は扉を外してオープンに
コンロ下の戸棚は扉を外して、電子レンジ置き場として活用。
「使いにくいと感じていたので、思いきってオープンにしたら、便利な棚に生まれ変わりました」