「どこに住むか」で、ライフスタイルは大きく変わってしまうものです。通勤や通学、ショッピングのしやすさといった利便性。また、近所づき合いの頻度や治安、街の雰囲気なども、住まいを探す際は事前に知っておきたいところです。そこで今回は、郊外の駅近住宅街に暮らすことを選んだ日刊住まいライターが、7年間暮らした経験をもとに感じたことを語ります。
すべての画像を見る(全6枚)郊外に暮らして感じた住みやすさ
7年前に建売住宅を購入した筆者。家があるのは郊外の「駅近」の住宅街です。田園風景が広がるような田舎ではありませんが、都会からは離れています。初めは少し不安でしたが、実際に暮らしてみると郊外での生活はとても快適です。
●リモートワーカーには最適な環境
筆者はリモートワーカーです。出社をともなう仕事ではないため、近隣が静かな郊外は働く環境にとても適しています。日中に家にいても、騒音に悩まされることはなし。仕事が進みます。
ちなみに休日に、近所の子どもたちの遊ぶ声が気になってしまうときは、仕事を休むいい機会だと思って外へ出かけます。毎日家でパソコンをたたいているよりも、たまに気分を変えるチャンスをもらっているとポジティブに考えています。
●クルマ移動が苦でない自分には、遠さは問題にならない
筆者はもともと、どこへ行くのにもクルマで移動しがち。都会へ出るのには1時間ほどかかりますが、クルマであれば気になりません。
郊外に引っ越したことで、都心に行く機会も減りましたが、とくに困ることもありません。休日はクルマで行ける範囲の場所で遊ぶように。ちょっとした旅行気分で楽しんでいます。
●近所に温かい人が多い
都会に住んでいたときは、近隣住民の方との交流が、ほぼありませんでした。持ち家ではなかったことも影響しています。顔を合わせたお隣さんにあいさつをしたことはありますが、アパートの下階の住人とは、引っ越しのときに一度話しただけ。
でも、住宅の建ち並ぶ郊外に引っ越してからは、近隣住人との交流が増えました。ゴミ出しや散歩の際にあいさつをしたり、立ち話をしたり。
年齢によって温度差がありますが、筆者の住む地域では、周りの人と仲よくしようとする方が多い模様。これが、安心にもつながっています。
郊外暮らしの不自由さは、なんとかなるものもある
●オンライン診療を利用する
コロナ禍で、オンライン診療をしてくれる病院も増えたように思います。病院に行く前に、まずはオンラインでコンタクトを取るケースも出てきました。来院を促されてから病院に出向くようにすると、ムダな外出も減ります。体調不良の際に無理に出かけて、体力を消耗しなくていいのがうれしいです。
●ネットスーパーや宅配アプリを使う
スーパーもレストランも、徒歩で行くにはわが家から距離があります。そこで、ネットスーパーや宅配アプリのお世話に。体調が悪いときや、休日ゆっくりしたいときはとくに便利です。実店舗まで足を運ぶと、結局、いらないものまで買い込んでしまうこともある筆者。アプリのおかげで、結果、安くつくことが多いです。
●駅やバス停から近い立地に住む
筆者宅は、都心からは離れていますが、いわゆる駅近物件。そのため、通勤をしている夫にとっても、利便性がいいと言えます。先に、「クルマ移動が好き」とお伝えしましたが、それでもやはり、駅やバス停などが近く、公共交通機関が利用しやすいというのは、郊外に住むに者にとっては、心強いものです。