この夏、久しぶりに旅行を計画しているという人へ。コロナ禍の間に暮らしは大きく変化したので、旅の持ちものにもアップデートが必要です! 今回は、いざというときに「持ってきてよかった!」と役立つアイテムを3つご紹介します。教えてくれたのはトラベルエディターの佐藤望美さんです。

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スマホがあればなんとかなる。でも使えないときの対応策は必須

旅の荷物はなるべく少なく、軽くするのが基本です。今はスマホが大きく進化しているので、旅ではその恩恵に大いに預かりたいところ。スマホ1台あればカメラ、スケジュール帳、ガイドブック、チケット、財布などさまざまな役割を果たしてくれます。

スマホ
スマホがあれば安心?
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「ただし、スマホに頼りすぎると危険です。旅先ではずっと外に出っぱなしで客室で充電する暇がないこともあります。カメラやガイドアプリはあっという間に電池を消耗してしまうもの。モバイルバッテリーも使いきってしまえば旅先でわざわざ購入したり、充電コーナーを探さなければなりません」

なにより怖いのは、先日のように大規模な通信障害が起こってなにも使えなくなってしまうことです。

●交通系ICカードは念のため必ず持参!

「個人的に、スマホが使えないときいちばん困るアプリはモバイルSuicaやモバイルPASMOだと思っています。今さら券売機で料金を確認しながらいちいち切符を買うのは面倒ですよね。端末に電源が入っていれば通信圏外でも運賃の支払いなどはできるのですが、チャージができなくなります。旅行は移動が多くなるので、いつもより残高の減りが早くなるのであっという間にチャージしなければならなくなることも! そのときにもし通信障害が起こっていたら…」

そのため、佐藤さんは念のため以前使っていたICカードをカードケースに入れて持ち歩くようにしているそうです。

カード

ICカードがなくても、モバイルでオートチャージ機能を設定しておけばまだ安心。でも1日の利用限度額を超えたり、SuicaやPASMOエリア外の場所ではオートチャージはされないようですので注意が必要です。

そのほか佐藤さんは、電子チケットや旅先までの乗り換え案内などを出発前にスクショしておき、オフラインでも確認ができるようにしているそうです。

●お土産を買う予定があるなら、保冷バッグも忘れずに

夏の旅行で、「念のため」とキャリーケースにしのばせているのは保冷バッグ。

保冷バッグ

「エコバッグを持ち歩くのはもう常識ですが、旅先で食品を買うときに入れるのは保冷バッグのほうが安心です。とくに、産直市場や道の駅に寄るつもりがあるときは必ず持参します。保冷バッグがあると重宝するのは、保冷剤をもらうほどではないけれど傷むのが心配な野菜や果物です」

保冷バッグは売店でも購入することができますが、同じ用途のものをいくつも持つのはもったいない! 簡易的なバッグなら、一度使ってあとは捨てるだけになりがちです。

「その費用や手間を省き、捨てる罪悪感を持たなくてすむよう家にあるものを持っていきます」