幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみをつづっていこうと思います。
ドライフラワーを器にのせれば、途端に新鮮な雰囲気になります
キンモクセイの香りが大好きな私にとって、最高の季節がやってきました。いつも歩きながら「あぁ、いい香り」なんてつぶやいているので、ちょっと変な人…って思われてしまいそうですが(笑)。でも、声に出さずにはいられない、大好きな香りのひとつです。
そんな最近ですが、わが家のインテリアも少しずつ秋らしくなってきています。ふわふわなラグを買って敷いてみたり、クッションカバーを深い色のものに変えてみたり。
なかでもとくに「いいなぁ」と感じるのが、ドライフラワー。
先月、フラワーデザイナーの青木優子さんとイベントでご一緒したときに、すてきなアジサイドライフラワーをいただきました。
ドライフラワーはつるしたり、花ビンに飾ったりというイメージがあるもの。壁に穴をあけられないし、花ビンもってないし…なんて方も大丈夫。そういうときは、器にのせればいいんです。
どの器にのせるかで、雰囲気はぐっと変わります。シルバーの細長いトレーにのせてみると大人っぽい雰囲気に。
平らな木の器に変えてみると、かわいらしい雰囲気に変わります。お掃除ついでに、器を変えるだけで、模様替えをしたような雰囲気になりますし、季節によって選んでもいいかも。
たとえば、ぐっと寒い時季には、深い色の木の器を選んで、温かみのある雰囲気に。春が近づいて暖かくなったら、ちょっと冷たい雰囲気のあるアルミのものなどでしょうか。
そして、器を選ぶ際のポイントはサイズ感。私はぴったり収まるものよりも、小さめでドライフラワーがちょっとはみ出るくらいが好きです。
皆さんのおうちに、つるしっぱなし、花ビンに飾りっぱなしのドライフラワー、ありませんか?
器にのせて飾ると、手軽にお部屋の雰囲気を変えることができます。ぜひ試してみてくださいね。
【幸栄(ゆきえ)】 1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、 2010年から卵とバターを使わないパン教室、「toiro」を始める。著書に『「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本(生活シリーズ)』(主婦と生活社刊)、『パウンド型で焼けるおいしい食パン』(家の光協会刊)、『あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり』(アノニマスタジオ刊)などがある