ご当地パンがブームになって久しい今。ご当地パンにはさまざまな歴史があり、多くの人たちに支えられてきました。今回ご紹介するのは、青森県のご当地パン5選。観光企画課まるごとあおもり情報発信グループの担当者に、その魅力を伺いました。

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青森の地元民に古くから愛されるご当地パン5選

本州の果てに位置する青森県。じつはパンの歴史も長いのです。地元の人たちを支える老舗のパンを一挙紹介します! その見た目も驚くなかれ!

●半端ない大きさはもはや名物。びっくりパン(道の駅つるた)

ハンバーガー
かかえるほどのサイズ感に思わずびっくりのハンバーガー
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青森県の国道339号沿いにある、道の駅つるた「鶴の里あるじゃ」に誰もが驚く“びっくりパン”がありました。見た目が大きく、それは20種類以上もあるびっくりパンシリーズと呼ばれ、観光客を中心に話題を呼んでいます。

まずその1つが、上記の写真の「びっくりバーガー」(580円)。大きなパンの中には巨大ハンバーグなどたっぷり具材が挟まれています。

やきそばパン
こちらもビッグサイズのやきそばパン

そしてこちらは、「びっくり焼きそばパン」(430円)。焼きそばがパンにこれでもかと入れ込まれ、ずっしりと重そうな見た目は圧巻です。

あんパン

そしてこちらが「びっくりあんパン」(300円)。たしかに、これは一人で食べるには相当の覚悟が必要ですね。もちろんどれもおいしく、あとは量との戦い…! 家族でドライブの際にみんなで分けるのがよさそうですね。

 

●漁のお供の定番!あんドーナツ&クリームパン(宮野製パン・大間町)

あんドーナツ
漁師の方々に人気のあんドーナツ

マグロ漁で知られる本州最北の地・大間にある老舗(昭和1桁代創業なのだとか)「宮野製パン」。なかでも、あんドーナツ(165円)とクリームパンが有名です。あんドーナツは大間の漁師が漁に出る際のお供として定番で、漁師の方が忙しい時期に一番売れるのだそう。

大間の漁師たちを支える食がじつはパンだったのも興味深いお話です。ひらべったいドーナツ生地の中にはたっぷりつぶあん。ホッとさせられるやさしい味わいです。

クリームパン
クリームパン

また、同じく人気の「クリームパン」(165円)も負けずと人気商品。ふんわり生地になめらかなクリームはまさに絶品。かつて「カーサブルータス」の全国お取り寄せ特集のクリームパン部門で全国3位になった実績もあります。

 

●60年も前から地元の高校生が買う、伝説の油パン(パン工房ビリオン・野辺地町)

油パン
地元高校生にも大人気の油パン

青森県下北半島の基部陸奥湾の湾頭に位置する野辺地町に、三代続く「パン工房ビリオン」があります。看板メニューは、「油パン」(200円 ※7月1日から210円に)。これは、あんパンを焼いてからさらに揚げたもので、60年ほど前から地元の高校の購買で大人気の商品。

この伝説の油パン、さっぱりとしたあんこにしっとりとした生地で、決して油っぽくありません。地元民じゃなくても懐かしい気持ちにさせられるはず!

 

●農家で働く女性を支えてきたあんかけパン(加藤パン・三戸町)

あんかけパン
見た目もかわいいあんかけパン

青森県は南部に位置する三戸町。この町でパンといえば加藤パン。つぶあん入りのあんパンの上にさらにこしあんをトッピングした「あんかけパン」(130円)が、創業当時から変わらない味として受け継がれています。

あんかけパンの工程

あんかけと言えば、中華料理のとろりあんを想像してしまいますが、この上にかかっているものはあんこだったのです。ダブルであんこを楽しめるので、甘いもの好きにはたまらないですよね。

このあんかけパンは、地域の50~60代の女性が、朝早くから畑作業に行く服装でパンを購入しそのまま農作業に向かうことが多いのだそう。これを食べて元気に働いて、農家を支えているのですね。

 

●電話予約も可能!ボリューミーなパンプキンパイ(ボンみすず・青森市)

パンプキンパイ
たっぷりパンプキンが入ったボリュームたっぷりのパイ

青森市の地元民に愛されるパン屋さん「ボンみすず」。さまざまなパンが販売されるなか、もっとも人気のメニューがこのパンプキンパイ(160円)。

パンプキンがたっぷり入ったこちらのパイを豪快にかぶりつく人が多いのだとか。甘さ控えめ、しっとりしたパイ生地がたまりません。

 

パンのおいしさや見た目はもちろんのこと、青森に住むさまざまな人たちと寄り添ってきた歴史あるパン屋さん。ぜひ1つ1つ味わってみたいですね。