「せっかく洗ったのに、なんだかにおう…」なんてことを、湿度の高い時季に経験したことはありませんか? そこで今回は、今のシーズンにぴったりの洗濯方法について教えてもらいました。

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洗濯する女性
上手な洗濯方法とは…?(※画像はイメージです)
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乾きにくい、においが気になる…などの洗濯ストレスとはもうおさらば! カラッと快適な洗濯ライフを手に入れるコツを教わりました。

●ちょっとした工夫で“においなし”を実現

洗濯物のにおい
※画像はイメージです

花王の福地奈津子さんによると、生乾きの洗濯物が放つにおいの正体は、モラクセラ菌という雑菌が代謝する際に出す物質だそう。

「元になる菌の繁殖を抑えることがにおい対策の最大のポイント。そのため菌の栄養となる皮脂や汗などの汚れを取り除き、湿度と温度を下げることが大切です。洗う前、洗い方、干し方を工夫すれば、“においなし”は実現できますよ」

洗濯機に入れる前の仕分けやケアが決め手。あとは洗剤の洗浄力を上手に利用するのもコツです。

●Q:雨で洗濯ができず洗う前の衣類がにおう!どうすれば?

A:通気性のいい洗濯カゴを使う&湿った服は一度乾かして

通気性のいい洗濯カゴ
通気性のいい洗濯カゴ

すぐに洗濯するのが難しい場合は、洗濯槽ではなく通気性のいいカゴで保管を。「汗や雨で湿っている衣類は、一旦干しておくなど、ほかの洗濯物とわけるのがおすすめです」

●Q:夏は洗濯物が多いから一度にたくさん洗ってもいい?

A:洗濯槽の7~8分目がベストの量

洗濯機イラスト

「洗濯物を目いっぱいつめ込んでしまうと、洗濯物がきちんと動かず、汚れ落ちが悪くなります」。洗剤もいきわたらなくなり、洗浄効果や仕上がりに影響が及ぶことも。

●Q:梅雨どきの洗濯に適した洗剤はある?

A:酸素系漂白剤入りの洗剤ならにおいも抑えられる!

気温が上がるにつれ汗や皮脂量も増加。「除菌や抗菌効果のある洗剤を選ぶのも手です。干しているときから着用中まで菌の繁殖を抑えられ、においの発生も防げます」

●Q:お風呂の残り湯は使っても大丈夫?

A:洗いだけなら基本的にOK

残り湯の汚れがせっかく洗った洗濯物にまたついてしまうため、すすぎは必ずきれいな水道水で。「洗う際は洗剤の働きで汚れの付着を防げるので、残り湯で問題ありません」

●Q:汗じみやしみついたにおいをどうにかしたい…

A:襟そでには部分塗布、汗のにおいはつけおきで解決!

つけおきイラスト

洗濯機に入れる前に、皮脂の黒ずみには部分洗い用の洗剤を塗布し、汗じみやにおいには、酸素系漂白剤を溶かした液で30分ほどつけおきを。「事前の工夫で白さと消臭がかないます」

塩素系漂白剤など「混ぜるな危険」の表示がある洗剤は、酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。混ぜるのはもちろん、酸性洗剤の直後に使うのも避けてください。

またこの特集で紹介している洗剤のなかには、建材や設備機器、家具によっては使用できないものが含まれている場合があります。

建材や設備機器の取り扱い説明書、また洗剤の注意書きを確認してから使用してください。

各種洗剤を使用する際はゴム手袋を、目より高い位置で塩素系漂白剤を使用する際はゴーグルを着用してください。

 

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