毎月の貯蓄、どれだけしていますか? 収入にもよりますが、もし毎月10万円も貯蓄できたら…気持ちにも余裕が生まれて暮らしもぐんと楽しめそう!
そんな生活を手に入れたのは、暮らしのプロである整えアドバイザー・阪口ゆうこさん。ですが、もともと貯蓄は大の苦手というから驚き!
阪口さんが見直した生活習慣について詳しく伺いました。
無理な節約はしない。お金の使い方にメリハリをつけたら貯まる家計に
貯蓄が苦手だった阪口さん。あるとき、友人からのアドバイスで3か月だけ家計簿をつけてみたら、おトクだと思い込んでやっていたことが、反対にムダづかいの原因だったことに気づいて愕然としたそう。
「それから、生活習慣を一気に見直し。節約のためと無理していた行動をきっぱりやめて、必要なことにはきちんとお金をかける。と気持ちを切り替えたら、自然とお金が貯まるようになりました」
やりたいことは我慢しない。無駄な努力はしない。一見、節約にはほど遠く見えるメリハリ習慣が、じつはいちばんの貯まる家計への近道でした。
●固定費の見直しはプロに頼る
すべての画像を見る(全16枚)保険や住宅ローンは、直接保険会社や銀行に問い合わせて見直し。
「住宅ローンの借り換えを銀行に相談したら、金利を下げてもらえて、支払い期間はそのまま、月8000円安くなりました。保険も余分なものを解約し、月2000円減に」
●子どものお金は「管理しなくていい」口座に
夫の給与振込口座に振り込まれていた子ども手当を、別の口座に分けることに。
「以前は生活費とごっちゃになってしまい管理しにくかったのですが、口座を分けてそちらから給食費などを引き落とすようにしたら、細かく管理しなくてすむようになりました」
●カード払いにして財布をコンパクトに
買い物はカード払いが基本。
「スマホでその都度利用明細を確認できるので、現金管理よりもなににいくら使っているか把握しやすくなりました」
ポイントカードもムダづかいの原因になるので持ちません。
そんな阪口さんの財布は超コンパクト!
●本当に食べたいものをゆっくり丁寧にいただく
安いからと、毎日コンビニのコーヒーを買っていたら、月額ではけっこうな金額に。
「同じお金を使うなら、ちょっといいお菓子を買って家でコーヒーをいれた方がゆっくりでき、満足感も高いことに気づきました」
●使う機会が明確なものだけ購入する
「いつか使うかも」ではなく、いつ、どんなときに使うのか明確に思い浮かべることができるものだけを買うことに。
「子どもたちもむやみに欲しがらなくなり、もの選びが慎重に」
写真は長女が旅行で着るからと買ったお気に入りのワンピース。
●使いきりサイズを購入する
調味料は、1か月ぐらいで使いきれるサイズに。
「劣化もしなくておいしく食べきれ、使い残しもなくなるので、割高のように思えても結局おトク。基本の調味料を組み合わせて使います」
●高くてもちょっといい靴下を買う
お金を貯められなかった頃は、3足1000円の靴下ばかり買っていた阪口さん。
「今は、高くても、耐久性やはき心地のよいものを少量もち、大切に使っています。“これでいい”ではなく、“これがいい”を買い物の基準に」
●ホームパーティはしょっちゅう開く
家族ぐるみでおつき合いのある近所の友達とは、気軽にホームパーティ。
「お店のように周りのお客さんを気にすることもなく、子どもは子ども同士で遊び、大人はお酒も楽しめます。食材や飲み物、紙皿や紙コップなど、すべて割り勘にすれば、外食より安上がり」
●ジムで体を鍛えて医療費を節約
「以前は運動をするのにお金をかけるなんてもったいないと思っていましたが、健康管理と考えれば意味のある出費だと思えるようになり、ジムに通うことに」
毎朝4時起きして通い、体型もスリムに。風邪もひかなくなったそう。
●収納の工夫は撤廃する
以前はケースだらけだった収納スペース。
「収納テクにハマッていたときは、なんでもケースに分類し、結局使わなくなることも多かったんです」
そこで、不必要なケースは撤廃し、ものを厳選して棚にゆったり収納。
「かえって出し入れしやすくなり、手間が半減しました」
●手間を省くための消耗品は積極的に取り入れる
「使い捨ての消耗品も、生活に合うものは取り入れます」
小ぶりなポリ袋を買って生ゴミ入れに。
管理の面倒な水きりカゴ代わりに、ペーパータオルより丈夫なダスターを採用しています。
最後は掃除などに使いきってから捨てます。
今の暮らしを楽しみながら、きっちり貯蓄もできる。そんな家計を手に入れるためには、“思い込み”習慣をリセットするのがいちばん!
阪口さんのアイデアを参考に、早速見直ししてみませんか?