家の中にものが増えれば増えるほど、しまい場所に困るし、掃除もしにくくなり、在庫管理にも手間がかかります。なにより、ものが増えたということは、そのぶん、お金を使ったということに…。
年収300万円台でマイホームを手に入れた、専業主婦ブロガー・かのんこさんは、「無理な節約はしないけど、身の丈に合った暮らしのために、ものはできるだけもたない」そう。
かのんこさん流“ものをもたない”生活を紹介します。
必要最低限のものだけに限定。ものが少ない分、家計にも心にもゆとりが生まれます
ものの数を最低限に絞ることで出費を抑えるというかのんこさん。
「ストックをもたないことで重複買いを防ぎます。特売でもむやみには買いません」
かつては多趣味でものが多かった夫も、子どもができてからは協力的になったそう。
ものが少なければ収納にもゆとりができるし、管理や掃除もラクに。家をすっきりとキープすることで、心の余裕もできます。
●ネットショップの有料サービスを活用する
オムツや洗剤などの日用品はストックをもたないことに。
「注文した当日や翌日に届く有料サービスを活用。お金はかかりますが、在庫管理から解放されるのは大きなメリットです」
なくなりそうなタイミングで注文し、重複買いも防ぐそう。
●子どものオモチャは1軍と2軍に分ける
子どもが気に入っている1軍のオモチャは、すぐ出せるよう、リビングのワゴンへ。
「飽きたらしまってある2軍のオモチャと入れ替え。少なくても飽きずに遊べます」
●下着とパジャマは1人3枚まで
「下着やパジャマの数は絞り、夫婦でボックス2つ分に」
ダメになったらすぐ買い替えて、ムダなストックをもちません。結果的に収納もすっきりし、掃除がラクに。
●いただきもののタオルはたたみ方で統一感を出す
タオルは新しく買わず、お中元などのいただきものを使います。
「そろえて買わなくても、たたみ方で統一感を出せば、十分キレイ。ロゴやマークは工夫次第で隠れますよ」
●食器は白い皿を必要な数だけそろえる
「どんな料理にも合うシンプルな白い器を選ぶようにしています。枚数もこれだけと決めておくと増えません」
買うときはリーズナブルなイケアやセリアなどを利用。
引き出し収納は、中身がひと目で見渡せるので、全体量がパッと把握できるのがメリット。
●質がよく、管理しやすい服だけを厳選
ワードローブの服は、5年以上着ているものばかり。
「質がよく、長もちする服を選びます。ただ、クリーニング代のかかるものはNG。自宅で洗えるものを厳選しました」
●病院に行く前に薬のストックを確認
以前はすでにある薬も、言われるがままにもらっていたそう。
「今は病院にストック量を伝え、適量を処方してもらいます」
薬は、在庫が見やすい透明のケースで管理。
1回通院するごとに2000円以上かかっていた薬代が、見直し後は1000円以下に。
「医療費の大幅な節約になりました」
※薬を保管・服用する際には、用法や容量、使用期限をきちんと守ってください
●メイクをしない代わりに手元のケアはする
メイクをしないからこそ、身だしなみには気をつかうそう。
「爪が伸びているとだらしない印象に。カタログギフトでもらったキットを使って、爪をきれいに整えています」
●収納場所を使いきらない
洗面所の収納は使わず、いつもからの状態をキープ。
「使わないと決めれば余計なストックももたずにすむし、片づけや掃除もラク。一時的なものの置き場所としても使用します」
●こまかな掃除をすることで家の中が品のよい空間に
「毎月」「隔月」「3か月おき」にやる掃除を一覧にしたボードを冷蔵庫の側面に。
「終わったものを裏返すと“済”のマークが出ます。使えるお金が少ないからこそ、家の中がみすぼらしく見えないよう念入りに掃除をしています」
お金もものも、ムダをなくせば、暮らしがすっきり快適になるうえに、家計にも心にもゆとりが生まれます。マネできそうなアイデアをどんどん取り入れて、すてきなシンプルライフを目指してみて!