今の間取りは、個室を減らしてリビングを広々と使うのがトレンド。でも、古い家だと部屋が小さく区切られていることも。「思いきってふすまや収納の扉を外したら、限られた空間を広々と使えるようになりました!」というのは、3人の子どもとともに狭小団地で暮らすシングルマザー・宮本玲花さん。詳しく教えていただきました。
すべての画像を見る(全6枚)狭小団地が広々。ふすまや扉を外して、限られた空間で広々暮らす
54㎡、3Kの狭小団地に4人で暮らすわが家。ただでさえ狭いのに、家具やオモチャ、本がたくさんあって圧迫感を感じていました。
スペースは限られているけれど、できるだけ広々暮らしたい! と思い、団地に備えつけのふすまや扉を外してみることに。そこで見つけた、狭小団地でも開放的に暮らす工夫を紹介します。
●備えつけのふすまや扉。それって本当に必要?
団地に入居したとき、3Kの部屋には合計16枚のふすまがありました。
大きなふすまのサイズは、縦182cm×横93cm。築47年の古い建物なので、鴨居をはさんだ上にも小さなふすまがあるつくりです。
最初は「備えつけの建具=そのまま使うのが当たり前」という考えでしたが、圧迫感がある上に家具も配置しにくく、家事動線も悪い…。元気いっぱいの子どもたちは、遊びながらふすまにぶつかることも。
そこでふと「このふすまって、本当に必要?」という疑問が頭に浮かびました。3Kの間取りだけれど、子どもたちはまだ小さいのでリビングで遊びたがり、子ども部屋も必要ありません。
悩んだ結果、10枚のふすまを外して2LDKの間取りに変えてみました。
●キッチン横の部屋をつなげて、リビングを開放的かつ快適に
初めに、キッチンと隣り合った和室のふすまを外してLDKに模様替え。一気に目線が広がり、日当たりもよくなって驚きました。
ダイニングテーブルは鴨居の下(部屋の中央)に、冷蔵庫や食器棚も使いやすい場所へ移動。
子どもたちが遊んだりくつろいだりするスペースもできて、目が行き届きやすくなりました。家事動線もスムーズになって快適!
ふすまを外しても11帖ほどの小さなリビングダイニングですが、狭いながらも空間を最大限活用できるようになりました。