ハイスペック窓(高機能窓)の進化が止まりません。2つの中空層を設けたトリプルガラス+樹脂サッシがより身近になり、日射を遮蔽するタイプ、インテリア性重視のタイプなど、選択の幅も広がりました。高断熱仕様の高窓も温度センサーによる自動制御やスマホで操作できるものが登場するなど、使い勝手も向上しています。
すべての画像を見る(全11枚)高断熱による快適さとインテリア性を両立
樹脂窓「トリプルスマージュⅡ」(三協アルミ)
2つの中空層にクリプトンガスを封入したトリプルガラスと新構造の樹脂製フレームにより、熱貫流率0.79W/㎡・Kを実現。フレームの内観色には木額縁を彷彿させるチェリーやオークが登場。窓種に「すべり出し窓大開口タイプ」が加わり、空間のデザインに幅が広がります。
日射を遮蔽するトリプルガラス
サンバランストリプルガラス(AGC)
室内側と屋外側にLow-Eガラス、その間に一般の単板ガラス1枚を入れ、合計3枚のガラスを使用した断熱ガラス。2層の中空層には熱伝導率の低いアルゴンガスを封入し、熱貫流率0.77W/㎡・K(※)という、高い断熱性能を実現しています。
※ガラス構成/SBQ3+Ar11+FL3+Ar11+LQ3
木の特性を最大に生かした木製サッシ
JOYWOOD(川上製作所)
木ならではの高い断熱性能を生かした高性能・高断熱サッシ。表面塗装は木目を際立たせた仕上げで、自然な表情や温もりが味わえます。
窓の種類は、ハンドル操作で内開きや内倒しができるドレーキップをはじめ、両開きや縦滑り出しなどさまざま。一部を除き防火認定されています。
高断熱性能のトリプルガラス樹脂窓
APW430ウインドキャッチ連窓(YKK AP)
高性能トリプルガラスに樹脂フレームを組み合わせ、世界トップクラスの断熱性能を獲得。ガラスは日射取得型と日射遮蔽型から選択できます。
ウインドキャッチ連窓(写真)なら、左右の縦滑り出し窓を開けるだけで風の入り口と出口ができ、効率よく風が取り込めます。
熱気を逃す電動開閉&高断熱で快適に
スカイビューVS電動タイプ+VELUXACTIVEwithNETATMO(日本ベルックス)
Low-Eトリプルガラスの高断熱仕様を用いた天窓。開閉が電動式なので熱気を簡単に逃せます。万一、雨が降った場合も、雨を感知するセンサーが標準装備されているので安心です。
室内センサーによる自動制御やスマホ操作ができるシステムを追加すれば、より快適な操作が可能。