そろそろ気温が上昇し、エアコンの出番がやってきます。水道光熱費が上がっている今、今年はなるべく節約しておきたいもの。そこで、エアコンを本格稼働させる前に覚えておきたいテクニックをまとめました。ぜひ参考にして、快適でお財布にやさしい夏を過ごしたいですね。
夏が本格化する前に…覚えておきたいエアコンの電気料金を節約する方法
●直射日光にさらされる室外機にはカバーを
すべての画像を見る(全6枚)整理収納アドバイザーのAyakaさんに教えてもらった、エアコンの電気代を少しでも節約するためのコツ、それは意外と見落としがちな室外機。
「室外機が直射日光に当たる場所にあると、電気代が高くなると言われています。直射日光が当たらないように、夏になると室外機カバーなどが販売されているのをよく見かけると思います。
しっかりと光を反射してくれるタイプのものを選びましょう。1000円以下で購入することができますし、1年で使えなくなるということもないので、一度購入して設置してみることをおすすめします!」
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●電気会社を見直せばエアコン電気代を安く抑えられることも
節約につながるエコな暮らしが国内外で人気なインスタグラマーの野村蘭さん。エアコンの節電、電気代の節約につながった方法のひとつは、今使っている「電気」と「電力会社」を見直してみることだそう。数年前の電力自由化により、さまざまな電力、会社を選べるように。まずは電力会社を見直すことで、節約になる場合も。
・100%自然エネルギー電力の電気代は?
野村さんは、自然エネルギー100%の「ハチドリ電力」にパワーシフト。環境に優しい自然エネルギーの電力会社を選んだものの、切り替え前は、電気代が下がるかについては少し不安がありましたが、使い始めてみると、毎月の電気代が前年度の同月に比べ数百円下がり節約に。
・気になる電気の「質」や手続きは?
気になるのが電力の「質」ですが「先日、落雷で住んでいるエリア一帯が停電したのですが、大手の電力会社と同じタイミングで停電して、同じタイミングで復旧したので、問題はなさそうです」とのこと。
「また、電力会社を変える手続きが面倒そうと思われる方も多いのかもしれませんが、申し込みは、毎月届いている検針票を見ながらWebで簡単にできました。今使っている電力会社の解約手続きも必要ありませんし、違約金のような『縛り』もないので、一度変えてみて、高いと思ったら元に戻すことも可能です」
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●エアコンはつけっぱなしのほうがおトク。こまめにオンオフとの比較
つけっぱなしにするのと、こまめにオンとオフするのと、電気代はどっちがおトクなのでしょうか?
※資料提供:ダイキン工業 ※左のグラフの黄緑部分の面積が消費電力量を表している。外気温、設定温度と室温との温度差、運転時間により変化する
エアコンは、こまめにオンとオフをした方が、つけている時間が短くなり、節電になる気がしますが、実際はそうとも言えません。その理由は、エアコンは外気温と設定温度の差が大きい運転開始直後に電力を多く消費するからです。こまめにオンとオフすると、オンにするたびにエアコンがフル稼働して消費電力量が大きくなります(上の図参照)。
一方、つけっぱなしなら起動時の電力消費が1回ですむので節電に。30分程度の外出なら、エアコンを消さずに、つけっぱなしで出かけた方がおトクです。
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●古いエアコンは新しく買い替えると吉
エアコンを買い替えるとなると、大きな出費。でも思いきって買い替えたほうが、省エネになるかもしれません。電力比較サイト・エネチェンジの副社長で、消費生活アドバイザーである巻口守男さんは「家のエアコンが古い場合、新しく買い買い替えたほうがいいんです」と話します。
「エアコンの省エネ化は著しく、消費電力を比較すると最新のエアコンは15年前のものより43%、10年前なら19%省エネに。15年前のものを買い替えた場合、年間の電気代を1万8370円節約できるとの試算も。古いエアコンで節電するより、一時的に出費したとしても、最新機種を買うのがお得です」