ずらっと本が並んだ本棚は、インテリアとしても見栄えがいいもの。
ただし収納力がある半面、一冊抜き取るだけで雪崩が起きそうになったり、奥の本が取り出しにくかったりと、意外と収納が面倒な場所でもあります。

ここではライフオーガナイザーの田川瑞枝さんが、ニトリのアイテムを使った「中身が動きにくく、取り出しやすい本棚のつくり方」を語ってくれました。

本棚のつくり方
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食器棚などに使うすべり止めシートを本棚にも!中の本が動きにくくなる工夫

たいていの本棚は、本が取り出しやすいように、棚板に木製やスチールのようなすべりのいいものを使っていますが、半面、一冊抜いただけでほかの本が倒れそうになって、手で押さえないといけなかったりします。
そこで、本棚の中の本が動きにくい収納を考えてみました。

●「本がまとめて出てきてしまう」悩みがすべり止めシートで解決!

すべり止めシート

使うのは、ニトリの「すべり止めシート」です。キッチンや食器棚の中でよく使われますが、この摩擦力を本に応用しました。

このシートは透明なので、棚板のイメージを壊しません。網目のようなデザインではなく、シート自体が隆起しているデザインなので、取り出すときに引っかからないのも高ポイント。

EVA

EVA(エチレン ビニール アセタート コポリマー)という、弾力があってやらわかい樹脂素材。棚板のサイズに合わせてハサミで簡単に切ることができます。

本棚に敷く

本棚に敷いていきます。すべりにくいけれど、取り出すときに引っかかるなどのわずらわしさがありません。

取り出したあとに隙間があっても、隣り合う本同士が倒れてこないので、片手で本を出し入れできます。

本棚

今までは、隣の本が倒れてこないように抑えたり、ブックエンドを立てたりしていましたが、その必要もなくなりました。

本棚に本以外のものを置かれる方もいらっしゃると思います。その際にも、シートがあるとすべり出す心配がないので安心です。

●ファイルボックスを使うと収納力アップ!

ファイルボックス

棚板の高さがたりなくて立てられない本の場合は、ファイルボックスを使って寝かせる収納にするといいですね。

ファイルボックス

本の量が多くて収納できないという方は、奥行きが30cmあれば、ファイルボックスに前後で収納して、引き出すようにするとたくさん収納できます。

ファイルボックス

紙製のファイルボックスなら、高さを自由にカットすることもできます。

すべり止めシートを敷いたうえで、端までびっしり並べると、安定感のある本棚のでき上がり。

余裕がある場合は、さらにブックエンドを使って押さえておくと安心ですよ。