設備や建材を選ぶ際は「建築全体としてうまく混ざり合うかどうか」を大切にしている、という建築家・藤田雄介さん。建具専門ネットストアの運営も手がける藤田さんに、お気に入りを聞きました。
すべての画像を見る(全8枚)在来工法で浴室をつくるのにリスクがあるときによく採用
●TOTOのハーフユニットバス
「木造住宅の上階やマンションリノベーションなど、在来工法で浴室をつくるのにリスクがあるときに採用することが多いです。全面ユニットバスだとちょっと味気ない、と感じている方は検討してみるといいと思います」。
写真はマンションをリノベーションしたお宅。グレーのハニカムタイルをアクセントとして取り入れて個性をプラスしています。
「TOTO のハーフユニットバスをよく使います。欲を言えば、もう少しサイズやデザインのバリエーションがあるとうれしいです」。
扱う木材は30種類以上と、国内でもトップクラス
●アンドウッドのフローリング
「新潟市に本社があるアンドウッドさんは、コストパフォーマンスが高く、頼りにしているメーカーさんのひとつ。希望の雰囲気と予算をお伝えすると、質感、価格ともにちょうどいいものを提案してくださるのでとても助かっています」。
同社は「安全性」「寸法安定性」「耐久性」を大切にし、扱う木材は30 種類以上と、商品数は国内でもトップクラス。写真は一戸建てをリノベしたお宅。風合いのよいオークの積層フローリングを採用しています。
運営する建具専門のネットストアの人気定番商品
●「戸戸」の建具&パーツ
「戸戸(こと)」とは藤田さんの事務所が運営する建具専門のネットストア。2017年のオープン以来、少しずつアイテム数を増やしているそう。
上の写真は気軽な間仕切りとして使える布屏風。好きな布に張り替えることができます。
こちらは木のドアノブ。木の質感がしっかりと感じられるよう、タモ無垢材をみつろうワックスで仕上げています。握りやすい形、サイズにもこだわりが。藤田さんがデザインし、木工作家の西本良太さんが製作しています。