「今までの服が似合わなくなってきた」「プチプラ服を買ってみたものの、おばさんぽくなってしまう」など、クローゼットを前に「なぜか着る服がない!」と悩むこと、ありませんか。

そこでESSEでは、著書『毎朝、服に迷わない』が大人気で、個人向けのパーソナルスタイリング講座も行っているスタイリスト・山本あきこさんに、大人のワードローブのつくり方を教えてもらいました。

山本あきこさん
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「服は少ない方がおしゃれ」「大人は印象ゼロの服を持つべし」山本あきこさんが教える大人ファッションのルール

●トップスはシンプル、色は「白」「黒」「茶」に

「おしゃれなコーディネートに必要なのは、『センス』ではありません」と山本さん。

「必要なのは、シンプルで、なににでも合わせやすい“印象ゼロ”の服なんです。シンプルな普通の服同士なら、どう組み合わせても失敗がなく、『買ったのに合わせられない』ということがありません。だから、少ない点数でたくさんの着まわしが楽しめます」

シンプルイズザベスト

とくにトップスは流行に左右されにくいので、シンプルイズザベスト!

「衿元にビジューなどの飾りがないシンプルなものがシーンを選ばず、長くさまざまな場面で着られます」

 

色は基本の「白」「黒」に「茶色」を合わせるのが大人の流儀です。

 

・左から/黒フリルつきカットソー¥3132(アンド ドット ノスタルジア)、白ブラウス¥2149(ユニクロ)、茶ハイネックニット¥6469(イェッカ ヴェッカ)

●「地味だな…」と思ったら、ボトム以下でトレンドを取り入れる

「地味だな…」と思ったら、ボトム以下でトレンドを取り入れる

「シンプルでおしゃれに、は難しい!」「気分が上がらない!」という方は、ぜひボトムや小物でトレンド感を取り入れてみて。

 

「ボトムはとくに流行が変遷しやすいので、ワイドパンツやハイウェストなどはやりの形に変えるだけで今っぽ感を出せます。また、今年はチェックが大流行の兆し! 柄や色もボトムや小物でなら不思議と取り入れやすいんです」

 

・左から/ベルトつきテラコッタワイドチノパンツ¥4309、ダークグリーンフレアスカート¥2689(ともにアース ミュージック&エコロジー)、レオパード柄バレエシューズ(ヒール1.5cm)¥15984(ステイタス)、チェックサイドボタンつきスカート¥4212(ディスコート)、チェック柄バッグ¥2689(GU)

●「3つのシーン」に着られるかどうかを、服を買うときの基準に

また、服を買うときは「別々の3つのシーンでも着られるか」ということを意識します。

別々の3つのシーンでも着られるか

・シャツ¥5900(ギャップ)

 

たとえばスタンダードな白シャツは、エレガントにも、カジュアルにも、きちんとめにも、いかようにも着方をアレンジできます。

<エレガントに着る>

カラースカートを合わせればエレガントに着こなせます

「カラースカートを合わせればエレガントに着こなせます」

 

・スカート¥4212、靴¥3672(ともにバックナンバー)、スカーフつきバッグ¥7128(カシュカシュ)

<カジュアルに着る>

カジュアルに着る

「カジュアルなワンピースに羽織ると、公園にも遊びにいけそうなほどアクティブに」

 

・ワンピース¥4212、バッグ¥3132(ともにViS)、スニーカー¥7020(VANS)

<きちんとめに着る>

きちんとめに着る

「ジャケットやパンツを組み合わせれば、仕事などにもぴったり」

 

・フードつきジャケット¥6372(アンド ドット ノスタルジア) ワイドパンツ¥5292(バックナンバー/ライトオン) バッグ¥2149(GU)※一部店舗のみ販売 靴¥6900(オリエンタルトラフィック/ダブルエー)

 

これらのルールを意識するだけで、あなたのクローゼットは一気に「全着現役」に生まれ変わるはず。

このほかにも

ESSE10月号

では、山本あきこさんが考える「2018年秋冬の最強クローゼット」とその着まわしを大公開しています。ぜひそちらもチェック!

※ヒールのある靴は()内に高さ(編集部調べ)を表示しています