快適な暮らしに欠かせないのが住まいのメンテナンス。壁や床の汚れや傷み、普段使っている設備の不具合などは、目に見えてわかりやすいものですが、問題なのが、床下や屋根裏など隠れた部分。その代表がシロアリによる被害です。築年数も浅いからまだ大丈夫と思いがちですが、そこが思わぬ落とし穴に。住まいに大きなダメージを与えるシロアリ被害の実態や、効果的な予防方法について紹介します。

木材を這う大量のシロアリ
シロアリは湿った木材が大好物。知らない間に被害が広がっていることも...

シロアリの被害は予想以上に早い時期から現れる!

新築の木造住宅の場合、なんらかのシロアリ防除が施されているもの。しかし、その効力は約5年ほどといわれています。一定期間が過ぎると保証が失効したり、薬剤の効果が低下したりします。そして、そのまま放置しておくと、築10~15年ほどでシロアリ被害に遭う確率が高まります。

被害発生率の図

シロアリ防除施工を定期的に行わないと、築年数とともに被害発生率が上昇します。

 

シロアリによる被害は予想以上に甚大…

シロアリに食い荒らされた木材

●シロアリの生態と行動パターン

家屋に被害を与えるおもなシロアリは、ヤマトシロアリやイエシロアリなど。光が当たらず空気がよどんでいて、暖かく湿気の多い場所を好みます。

住宅でいうと、まさに床下などは最適な生息場所。そのため、浴室や床下など建物の下部材に被害が多く現れます。とくに雨漏りしているところは要注意です。

シロアリの栄養源は、木材の主成分・セルロース。おもに木や紙を食べます。木材のにおいを頼りにエサを見つけ、とくに腐りかけた木材に敏感に反応するほか、押し入れのダンボールや本棚の本も大好物です。

 

シロアリ被害にあった木材

蟻道と呼ばれるトンネルをつくり、乾燥と外敵から身を守りながら移動。気づかないうちに被害が拡大していきます。

 

●地震が起きたときに倒壊の危険も!?

シロアリの被害は、家の土台ともなる基礎部分に及ぶケースが多く、とくに地震が多い昨今、倒壊を引き起こすこともあり得ます。甚大な被害が及ばないようにするためにも、シロアリ防除は欠かせません。

 

泡で防除する画期的なシロアリ対策

シロアリから大切な住まいを守るためには、定期的な点検と薬剤散布が必須。5年ごとを目安に対策を施すのが基本です。ただし、施工中は家をあけないといけなかったり、施工後のにおいが気になったり…といった悩みの声も聞かれます。そこで注目したいのが、“発泡施工”でシロアリ防除を行う、アグリマートの「ネクサス発泡施工」です。

 

「ネクサス発泡施工」のイメージ図
「ネクサス発泡施工」のイメージ図

ネクサス発泡施工とは、シロアリ予防駆除剤「ネクサスSC」を専用の起泡剤・発泡機を使って、床下空間に泡の状態で充満させ、シロアリを予防する画期的なシステム。従来の方法に比べて薬剤の飛散やにおいも少なく、クリーンで安全性の高い工法です。

 

 発泡施工についての詳細はこちらをチェック

 

発泡施工のメリットは?シロアリ対策の疑問Q&A

気になる発泡施工の効果や具体的な施工方法など、シロアリ対策にまつわる疑問を集めました。

 

Q.泡で本当に効果があるの?

泡が床下に行き渡る様子

A.泡が床下のすみずみまでしっかり行き渡り、ムラなく確実に薬剤処理できるため、ほかの工法と変わらない効果が得られます。施工後、1〜3時間ほど泡が残るので、泡の付着具合を目で確認することもできます。

【動画】発泡施工の実際の様子

Q.施工中、留守にしなくてもいいの?

家でくつろぐ女性

A.ネクサス発泡施工は、施工中でも家の中で普段どおりに生活できます。というのも、液剤散布と違い、薬剤が飛散する心配がないから。また、防除剤の有効成分は、空気中に蒸発しにくい成分なので床下の土壌中にとどまり、室内へ上がってくることはほとんどありません。

 

Q.施工後、薬剤のにおいが残ることはある?

A.アグリマートが製造・販売するシロアリ薬剤は、長年にわたる農薬の開発技術を集結して製品化されたもの。住環境の安全・安心を第一に考えた超低臭の薬剤なので、においも気になりません。また、新世代の専用薬剤を使用しているため、環境面でも安心です。

 

Q.犬やネコを飼っています。影響はない?

ネコも犬も安心

A.薬剤の有効成分は、犬のノミ駆除剤にも使われています。薬剤の飛散やホコリなどの巻き上げがないので、においが室内に上がりにくく、犬やネコを飼っているお宅でも安心して施工できます。

 

Q.施工にはどのくらい時間がかかる?

施工に使うシステム

A.施工時間は1家屋あたり約1時間。泡が素早く床下を移動するので、液剤を散布するより短時間に薬剤処理できます。

作業者が床下に入ることなく、床下点検口などの挿入口に機械をセットするだけ。工事準備や後始末も簡単で、作業時間も大幅に短縮できます。家の床下に入られることに抵抗がある…という方にはおすすめの工法です。

 

Q.どのくらいの頻度で施工すべき?

A.予防効果は5年間持続するので、シロアリ防除は5年に一度が目安。点検も兼ねてプロに施工してもらうと、家も長持ちして、安心して暮らせます。

 

Q.シロアリ防除はDIYでもできる?

シロアリ駆除業者のイメージイラスト

A.最近では、家のメンテナンスや修理などをDIYで行うケースも増えつつあります。シロアリ防除もDIYでできなくはないですが、やはりここは専門業者に依頼するのが好ましいです。

シロアリの専門知識(しろあり防除施工士資格者)を持っていれば、豊富な経験に裏づけられた侵入経路の発見、一般に流通しない業務用白蟻防除剤、防除工法を利用した専門施工ができることなど、より的確なシロアリ予防が期待できます。

 

くつろぐ家族

実際に施工した方からも、以下のような声が寄せられています。

・普段どおりに生活していたら、あっという間に施工が終わった
・ホコリがまわない!
・においが少ないので、子どもや犬、ネコにも安心

大切な住まいを長持ちさせて、快適に安心して暮らせるように、目に見えない部分こそ入念に、定期的なメンテナンスを心がけましょう。

※ネクサスは「日本農薬」の登録商標です
※発泡施工は「日本しろあり対策協会認定工法」です

 

 問い合わせ先 アグリマート