屋根材は、軽量化や高耐久化が進んでいるだけではなく、デザインや製造技術も進化しています。ヨーロッパの家々を連想させるウロコのような形状のもの、インクジェットの技術を駆使した瓦など、注目の商品が続々登場。編集部が注目したラインナップを紹介します。
すべての画像を見る(全10枚)ウロコのような形で、個性ある表情を創出
ケイミュー「グランネクスト うろこ」
ウロコのような丸みを帯びた形がやさしいリズムを紡ぎ出す、個性的でかわいらしいデザインが特徴の化粧スレート。屋根材だけでなく、外壁材にも使用できるため、シームレスな一体感あふれるデザインが実現できます。天然スレートやテラコッタを連想させるグラデーション塗装が、屋根や壁に温かみを与えます。
直線で構成されることが当たり前の外装材にあって、個性的なウロコ模様が印象的な屋根材です。表面のグラデーション塗装が立体感を生み、屋根の表情に変化を加えます。
●DATA
910×152(働き)×6㎜/770円/枚・1万8480円/坪
世界初のインクジェット印刷を用いた瓦
丸鹿セラミックス「インクジェットルーフシリーズ フラット10」
セラミックの瓦にインクジェットシステムで自然素材の意匠をプリントした世界初の瓦です。工場生産されるセラミック瓦の高い精度はそのままに、天然石や木材、テラコッタなどの自然が生み出す表情を精巧に再現しているため、耐久性が高くオリジナリティあふれる屋根を演出することが可能。
高度な印刷技術が可能にした自然石を再現したプリント。
耐久性やメンテナンス性は工業製品としてのレベルを保ち、意匠性は自然素材そのもの。両者のいいとこ取りの屋根材です。
●DATA
365~400×250㎜/1万1880円/㎡~(要見積もり)