子どもがいる家庭は、遊興費やオモチャ代がかさみます。ときには、ご飯づくりを兼ねた遊びで、節約しながら子どもと楽しんでみませんか?

「子どもと一緒に、家でうどんを打ってみました。生地を踏むのが楽しくて子どもが喜びますし、打ちたてのうどんは本当においしいですよ」というのは、インスタの育児漫画が14万人超のフォロワーに愛読されているモチコさん。イラストを添えて、詳しくレポートしてもらいました。

漫画01
小麦粉だけで、おうちがうどん屋さんに大変身!
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生地を踏んで、麺棒で伸ばして。子どもと一緒に遊び気分でうどんづくり

今回のテーマは、「子どもとつくるうどん」。
夫のチチオは香川県出身。本場のさぬきうどんに子どもの頃から親しみ、大学で香川から関西に出てきた際は、一人暮らしの家で打っていたこともあるそう。
それでも「俺は香川県民のなかではうどん好きとは言えない」とのこと。どんだけ~!

そんなチチオが言い出しっぺとなり、なんと家でうどんを打つことに。さあ、子どもと一緒にうどんづくりスタートです!

●意外なほどおいしい!手打ちうどん

【材料(4人分)】



・塩 40g
・水 260g
・小麦粉 500g(中力粉、なければ強力粉と薄力粉を半々)
・薬味 ネギやショウガなどお好みで

【つくり方】

(1) まずは材料を混ぜます。塩40gを260ccの水に入れて混ぜたあと、しっかり塩が溶けるまで30分放置。

(2) (1)の塩水を、小麦粉500gに少しずつ加えて、そぼろ状になるようゆっくりかき混ぜます。全体が混ざったら手でひとまとめにします。

…と、さも自分がやったかのように書いていますが、ここはチチオがしてくれました。彼は4歳の長女・イチコと混ぜるつもりだったそうなのですが、「テレビ観てるから!」と断られていました。かわいそう…。

(3) (2)できた生地をビニール袋に入れて、足で踏みます。踏むことでコシのあるうどんになるそう。チチオが踏み踏みしていたら、目ざとく見つけたイチコが「イチコもする!」と参加!

漫画02

イチコ、めっちゃ楽しそうに踏んでいました。チチオもうれしそう…(笑)。子どもと楽しくつくるのが目的ですからね!

 

ただムラなく平らになるように踏まないといけないのですが、それはイチコには難しく…。「もっとこっちも踏んで! まんべんなくやで!」と、真剣なチチオの指導が入っていました。

 

1歳の二太郎も踏み踏みに参加しましたが、軽すぎてあまり意味がないような…? まあ楽しけりゃそれでいいんです!

 

(4) 20分ほど交代で踏み続け、その後まとめた生地を2時間ほど寝かせます。

 

さて、ここからは、チチオとバトンタッチして私とイチコがすることに。

 

(5) 生地を3~4mmに麺棒で伸ばします。

踏みまくってコシが強くなった生地、伸ばすには力が必要ですよね。そしてこういう作業、子どもはやりたがります。

 

ということで、うどんの生地の上で麺棒をコロコロとただ転がすイチコと(意味はないけれど楽しそう)、イチコをなだめながら交代で必死に生地を伸ばす私。

倍は時間がかかります! でもいいの。イチコが楽しそうならそれで…(白目)。

 

7mmほどの厚さになったら、そこからはなかなか薄くならず…。そこで諦めました。もう切っちゃえ~!

 

(6)(5)の生地を三つ折りにして、3~4mmに切ります!

…が、切る作業ももちろんやりたがるイチコ。イチコの手を持って一緒に包丁を握り、生地を切るとなると、やっぱり7mm幅くらいに。

漫画03

かなり太いけど、もういいや! 楽しかったらいいや! 食べれたらいいやー!

おいしいうどんをつくるのが目的ではないのです! 楽しくつくるのが目的なのです!

 

(7)(6)を大量の熱湯でゆでます。

ごんぶとのうどん、なかなかゆで上がりません。30分近くゆでて、水で締めたら完成。

ごんぶとで大迫力のうどんに仕上がりましたよ~!

 

(8)めんつゆにつけて、薬味をかけていただきます。

 

お味の方は…なんと!

漫画04

おいしい!

 

正直期待していなかったのですが、スーパーの安いうどんと比べても、断然おいしい!

手間暇かけたかいがあるなぁ…と、ちょっと感動でした。楽しくておいしいなんて、ハッピー!

 

踏んだり伸ばしたりは意外と力作業になるので、親子でというより、家族みんなで家で過ごしたい日におすすめの節約遊びです。

【今回かかった金額:材料費だけで300円以内!】

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【モチコ】

4歳の娘、1歳の息子に日々ツッコミを入れながら生きている関西人主婦。インスタグラム@mochicodiaryで子育てあるあるを発信し、フォロワー14万人超。著書に『育児ってこんなに笑えるんや!』(ぴあ刊)。ブログ「かぞくばか」も更新中