暑い夏の間、大活躍してくれたエアコンは、念入りにお手入れしたいところ。
エアコンの掃除と聞くと、大がかりで面倒なイメージ。でも専用の洗剤を使わなくても、アルコールスプレーで簡単にきれいにできるんです!
「アルコールスプレーには除菌効果があり、カビや雑菌の繁殖を抑えるうえ、揮発性が高いので、水気が苦手な家電のケアに活躍します」と語るのは、家事代行サービス・タスカジのカリスマ家政婦・ステラさん。詳しく教えていただきました。
アルコールスプレーでラクラク!エアコンのケアで空気を清潔に
いろいろ用意しなくてもよく、シュッと吹きかけるだけだから、手間いらず。
アルコールスプレーを使った、今すぐできる簡単なエアコンのケア方法を教えてもらいました。
「フィルターを掃除したあとに、アルコールスプレーを吹きかければ、カビ予防になりますよ」
(1) フィルターを外す
「掃除の前に、まずコンセントから電源プラグを抜いて安全を確認しましょう」
エアコンのスイッチをきり、フロントカバーをあけて、フィルターを持ち上げるようにして取り外します。
「フィルターが汚れていては、部屋じゅうに汚れた空気をまき散らすことになるので、集中的にケアします」
(2) ホコリを取り除く
「外したフィルターをすぐに洗うのはNG。まずはホコリを取り除きましょう」
フィルターを新聞紙などの上にのせ、掃除機をかけます。フィルターの目につまった細かなホコリを取り除くよう、全体を丁寧に。
(3) 中性洗剤で洗う
ホコリを取ったら、次は浴室で水洗い。フィルターに中性洗剤をつけて洗い、シャワーで洗い流します。
「古い歯ブラシを使ってこすると、細かい部分の汚れがしっかり落ちます。歯ブラシならブラシ部分がやわらかいので、フィルターを傷めません」
そのあとに、クロスで全体の水気をしっかりふき取ります。
(4) アルコールスプレーを吹きかける
フィルター全体にアルコールスプレーをまんべんなく吹きかけます。
「アルコールスプレーを使うことで、除菌、消臭、防カビ対策があっという間に完了」
アルコールは揮発力が高いので、乾きが早いのが特長です。
(5) 送風運転をして乾かす
フィルターを元に戻してコンセントを差し、電源を入れます。フロントカバーをあけたまま30分ほど送風運転し、内部をしっかり乾かします。
「汚れのたまりやすいフィルターをキレイにすることで、クリーンな空気を維持できますよ」
面倒なイメージのあるエアコンのお手入れも、アルコールスプレーを使えば手軽にでき、カビやにおいも予防できます。
「次回、気持ちよく使うためにも、季節の変わり目にぜひ、試してみて」
アルコールスプレーの使いこなしテクは、『
1本で家じゅうすっきり! 魔法のパストリーゼ』(扶桑社刊)にまとめられています。
キッチンのベタつく油汚れや浴室のぬめり対策のほか、室内干しのにおい予防、赤ちゃんやペット用品の除菌など、1本で家じゅうをきれいに保つすごワザが満載!
ぜひチェックしてみてください。
※掃除の前に、エアコンの取扱説明書を必ず確認してください。
※エアコン内部の電気部品の清掃は火災の原因になりますのでご注意ください