家じゅうあちこち使えて、除菌やカビ予防が手軽にできると注目を集めている「アルコールスプレー」。
とくに暮らしのプロたちのあいだにも愛用者が急増しているとか。
ここでは料理研究家のワタナベマキさん、掃除家の東いづみさん、スタイリストの大沢早苗さんの、3人のプロたちの活用法をたっぷり紹介します。
寝る前にシュッ!料理研究家の、アルコールスプレー活用法
キッチンを仕事場としているワタナベさんにとって、アルコールスプレーは手放せない存在。キッチン用品の除菌にも使えるタイプを愛用中です。
「すぐに乾いて、口に入っても心配がなく、手肌にも優しいのがうれしい。まな板や冷蔵庫の除菌など、とくに雑菌が気になる場所に使えて重宝です」
●夜寝る前にまな板に直接スプレー
すべての画像を見る(全8枚)除菌のため、夜寝る前にまな板全体にスプレー。そのまま乾かすだけなのでラクチン。
●食材を入れる前に冷蔵庫を掃除&除菌
買い出しの前など、食材を入れる前に冷蔵庫を掃除&除菌。
「ペーパータオルにスプレーし、庫内やパッキンの溝などをケア。手軽なのも魅力ですね」
掃除だけじゃない。仕上げにも活用するのがプロの技
重曹やクエン酸を使ったナチュラル掃除が得意な東さんは、除菌できるものを求め、アルコールスプレーを使うように。
「汚れを落とすためというより、掃除の仕上げとして、除菌やカビ予防に使っています。とくに空気が滞りやすいゲタ箱や北側の部屋で活用中。さっぱり仕上がるので気持ちがいいんです」
●カビやすい北側の窓枠掃除の仕上げに
雨の日の湿気や冬場の結露でカビやすい北側の窓。
「水ぶき掃除をしたあと、仕上げにサッシに直接スプレーし、ボロ布でふき取ってカビを予防します」
●よく使う掃除用具のお手入れに
新聞紙の上にホウキとチリトリを置き、ホコリを払ってから直接スプレー。「掃除用具が汚れていると汚れを広げてしまうので、こまめにお手入れしています」
市販品をシンプルな容器に入れ替えて使用しています。つめ替えの際は、アルコールに対応したボトルを使いましょう。
小さな子どもがいても、安心して家じゅうに使えるのがいい!
子どものお弁当づくりを機に使い始めたという大沢さん。今ではキッチン回りやペットのトイレ掃除など、家じゅうで愛用中。
「アルコールなので、安心して使えるのがいいですね。すぐ乾くので、汚れが気になるところにスプレーしておくだけでも違いますよ」
●汚れがたまりがちなゴミ箱を清潔にキープ
ゴミを捨てるタイミングで、汚れやすいフタの内側や外側、ペダル部分などに直接スプレー。
「ボロ布でふき取り、汚れがこびりつくのを防ぎます」
●弁当箱や水筒の除菌にも便利
弁当箱に直接スプレーし、キッチンペーパーでふき取り。水筒は、アルコールスプレーを吹きつけたキッチンペーパーで、口の周りをふいています。
●ペットのトイレも気軽にケアできます
アルコールをスプレーしたボロ布で、トイレの入り口や外側などをふき掃除。
「頻繁に丸洗いするのは大変なので、日々の掃除にはアルコールが便利。ペットが使っていないときにケアしています」
●アルコールスプレーを使う際の注意点
・引火性があるので、火のそばに近づけない
・手荒れしやすい人は手袋をする。かゆみなどアレルギー症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し、医師に相談する
・ニスで塗装した家具やワックスがけした床に使うと、ニスが溶けてしまうことがあるので、目立たないところで試してから使う
・揮発性が高いので、換気をする
・調理器具や食器の除菌に使用する場合は、食品にも使えるアルコールスプレーを使用する