大の漫画好きとしても知られるTHE ALFEEのリーダー・高見沢俊彦さん。ここでは、そんな高見沢さんが、今イチオシの漫画を紹介! 今回は、高見沢さんも「異能力の持ち主という興味深い設定が秀逸」と話す、バトルアクション漫画が登場します。

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高見沢さん

THE ALFEEのリーダー・高見沢俊彦さんがイチオシ漫画を紹介!

 

慣れ親しんだ文豪が本棚から飛び出して戦う『文豪ストレイドッグス』

●文豪が繰り広げる異能力バトルアクション!

文豪ストレイドッグス』朝霧カフカ/原作 春河35/漫画 KADOKAWA刊(1)~(22)

孤児院を追放された主人公の中島敦は入水自殺を試みていた太宰治を助けた経緯で異能力集団「武装探偵社」に所属することになる。「人食い虎事件」を調査していくうちに、敦の特殊な能力が明らかになり…。

文豪ストレイドッグス(1)

孤児院を追われた青年・中島敦は、とある自殺志願の男を助ける。男の名は太宰治…。国木田、与謝野らと共に異能力集団「武装探偵社」に所属し、「人食い虎事件」を調査していて…!? 新感覚横浜文豪異能力アクション!
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●息の長さでいえば、THE ALFEEも異能なバンド

偉人である有名な文豪と同姓同名のキャラが主な登場人物です。架空都市ヨコハマで「武装探偵社」を中心に展開して行きますが、それぞれが異能力の持ち主という興味深い設定が秀逸でした。例えばメインの太宰治は「人間失格」という能力で、相手にダメージを与えます。敵側も文豪の名前で色々登場しますから、子供の頃から慣れ親しんできた文豪たちが本棚から飛び出して戦う、文豪異能大戦争のようなコミックでもあります。

当時の文豪といえば、ある意味破天荒の代名詞。お酒も女性関係も派手で浮世離れしていたと聞きます。まるで、ジミ・ヘンドリックスなど70年代に君臨した自己破滅型のロックミュージシャンのようですよね。僕らはそれとは真逆の普通の学生上がりのミュージシャン。デビュー以来ずっと同じ仲間で音楽をやって来て、バンドでこんなに長いのは僕らだけになってしまいました。息の長さでいえば、THE ALFEEも異能なバンドなのでしょうね。