すっきりとした居心地のいい部屋にするために、ものを捨てなければと思っていませんか。
「ものを減らすことばかりに気を取られずに、適量のものをすっきりと見せることに気をつけた方が、暮らしやすさにつながります。色、素材などに少し気をつかえば、雑然とした印象を抑えられますよ」と話すのは、インテリアや収納のアイデアをブログやSNSで発信している、DIY名人の白石明美さん。詳しく教えてもらいました。
素材や色をそろえる、派手な柄ものは隠す…。ものを捨てなくてもすっきり見えるルール
●1.多くても3色!わが家のテーマカラーを決める
すべての画像を見る(全3枚)家の中の色に統一感をもたせると、まずそれだけですっきり見えます。
わが家の場合、壁が白、床が木目調なのでこの2色がベース。大好きな植物のグリーン以外のカラーは極力使わないように心がけています。
雑貨が好きですし、決してものの数が少ない家ではありませんが、カラーの統一がとれていると、雑然とした印象は抑えられます。
●2.素材をそろえる!部屋ごとにテーマを決めても
色以外にも、家具や雑貨の素材に気をつかうことも重要。
たとえばこちらの壁は、インテリアと収納を兼ねていろいろなものを取りつけていますが、白を基調にした木製品でそろえているので、雑多な印象を抑えられています。
わが家の場合、各部屋には温かみのある木製品を取り入れ、キッチンはお手入れしやすく、清潔な印象があるステンレスでまとめています。
このように、テーマごとに分けてみると、自然と置くものの分別もでき、まとまりが出やすくなりますよ。
●3.印象的な柄ものや不ぞろいの色物は隠す
せっかく色や素材をそろえて統一感を出しても、それを台なしにしてしまいがちなのが柄もの。ストックしている日用品のパッケージなども注意が必要です。
こういったものがあちこちに置いてあるとすっきり見えないので、隠して収納しましょう。
こちらはリビングの収納スペース。収納ボックス、ゴミ箱をなるべく白でそろえました。家族のものをいろいろと収納していますが、ぱっと見ではすっきりと見えますよね。
見た目が派手なものや部屋になじまない見た目のものは隠してしまうのが手っ取り早いですよ。
普通に暮らしているとついついものが増えてしまいがちですが、少し気をつければ部屋をすっきりと見せることは可能です。
ものを減らすことばかりに気を取られずに、適量のものをすっきりと見せることが暮らしやすさにつながります。3つのルール、ぜひ取り入れてみませんか?