8月22日(水)に、東京の日本橋公会堂で「片づけ大賞2018」が開催されました。
これまで予備審査を勝ち抜いた全国の片づけのプロ、「整理収納アドバイザー」や「ライフオーガナイザー」がファイナリストとして終結。さまざまな片づけ事例をもとにプレゼンテーションをすることに。プロならではの工夫やアイデアを垣間見れる、熱いステージとなりました。
ESSE ONLINEでは、その模様を最速レポートします!
「片づけ大賞2018」開催!片づけの力は、働き改革にもつながります
「片づけ大賞2018」は、日本初にして最大の片づけ整理収納団体「一般社団法人 日本片づけ整理収納協議会」が主催。審査員には、収納王子としてESSEでもおなじみのコジマジックさんをはじめ、「整理収納アドバイザー」「ライフオーガナイザー」「収検」などの資格を発行する団体の代表者や整理収納のスペシャリストが勢ぞろいしました。
予備審査を勝ち抜いたのは、プロとして活躍する8名。
実際の事例をプレゼンテーションし、片づけられない人や会社といったクライアントの悩みをどのように改善したかを語ります。
プロとして片づけるというと、「部屋をきれいにする」「ものを捨てる」といったことを想像しますが、じつはそれが主目的ではありません。
どの人も、目の前の部屋を片づけるだけでなく、クライアントの内なる悩みを把握し、その先の「快適な生活」「なりたい自分」を提案し寄り添う姿が印象的でした。
たとえば、「片づけが苦手だけど、専業主婦だから、自分ひとりで家を片づけなければいけない」と思い込んでいたクライアントのケース。家族をうまく巻き込み、家族全員が片づけに積極的にかかわる状況をつくりました。
また「自宅のリビングで英語教室を開いているため、その時間は家族がリラックスできない」と悩んでいたクライアントに、計画書をつくって別の部屋を教室用にすることを提案・実行。仕事の効率も家族のくつろぎも得ることができたケースもありました。
そんななかグランプリに輝いたのは、横浜市の学校で教職員に向けた片づけ研修や、教育環境整備を行っている伊藤寛子さん。
個人宅での仕事と思われがちな「片づけ」の可能性を広げ、労働時間が長くなりがちな教員たちの働き方改革にもつながる仕事ぶりが評価されました。
この日は、子ども部門の受賞者も発表に。
さらに一般部門として「第11回ESSE収納&インテリアグランプリ」の受賞者も発表。グランプリとなったのは、千葉県の曽根麻衣子さん。家族みんなが片づけやすく、常に機嫌よくいられる家づくりに、会場も興味深々でした。
「第11回ESSE収納&インテリアグランプリ」の詳細は、10月6日発売のESSE11月号の誌面に詳しく掲載されますので、こちらもぜひチェックしてみてください。