暑い時季は、やっぱりまとめ髪が涼しげ。
好感度ヘアの伝道師、長井かおりさんがおすすめするのは、ゆる感がすてきな大人のためのヘアアレンジ。ヘアゴムたった1本でつくれて、難しいテクも不要。なのにワンランク上の華やかさが手に入ります!
基本を覚えれば、一生困らない!長井かおりさんに教わる ヘアゴム1本で大人のゆるアレンジ
夏だからとブラシできっちりヘアをまとめると、かた苦しいばかりか、老けた印象に…。「おしゃれに見せるためには、少しのコツが必要です」と長井さん。その方法はとても簡単!
「ヘアゴム1本で髪をギュッと結んだら、少しずつ引き出すだけ。この基本を応用すれば、さまざまなバリエーションを楽しめます」
ポイントは、結ぶ前にワックスやバームをもみ込み、後れ毛はねじってニュアンスを出すこと。こうすると抜け感が出ておしゃれに。
「ただし、引き出す髪のベストバランスは人それぞれなので、鏡で確認しながら練習を重ねて自分らしさを追求しましょう。ふんわりやわらかいラフな雰囲気は、好感度も抜群。人生まで変わると思いますよ!」
長井さん流アレンジの基本はこちら!
(1)ワックスをもみ込む
ワックスを適量取り、手のひらをこすり合わせて指先から指の間までなじませたら、髪を下から持ち上げて、バサバサと振りながら根元中心に髪全体にワックスをもみ込む。
(2)ゴムでしっかり結ぶ
クシやブラシを使わず、手グシで髪の毛をひとまとめにし、毛束の根元を太めのゴムできっちり結ぶ。崩れ防止のため、ゴムは少しきつめに巻くこと。
(3)髪を引き出してニュアンスを出す
ゴムの結び目を手で押さえながら、逆手の爪の先でつまむようにしてトップやサイドの髪を少しずつ引き出し、膨らみを出す。もみあげなどの後れ毛は、指先でねじって束感を出すと、おしゃれで小顔な印象に!
お団子ヘアはギュッと丸めないのが「大人かわいい」の新ルール
それでは、冒頭のふんわりお団子ヘアをつくってみましょう。
ギュッと強く丸めてつくると子どもっぽい印象になるので、大人はこの“ラフ感”が肝。巻きつけた毛先をゴムの中に入れ込んで丸みを形成するだけ、と簡単です!
(1)髪の毛全体を手グシでまとめ、高い位置でゴムできつめに結び、毛束を輪にしてまとめる「ゴムシニヨン」をつくる。
(2)(1)のゴムシニヨンに毛束をねじりながら巻きつけ、毛先をゴムに入れてお団子をつくる。
(3)お団子を指先で崩し、ふんわりさせる。このときお団子から毛先が出てきたら、再度ゴムに入れ込む(指先にバームやワックスをつけておくとまとめやすくなる)。
(4)お団子の結び目を押さえながら、前から見たときに全体がふんわり丸いシルエットになるようにトップ、サイド、バックの髪を爪の先で少しずつ引き出し、後れ毛はねじる。
完成です。サイドから見た図はこちら。