「自分好みの家具が欲しい!」。そんなときは、オーダーメイドの家具を検討する手があります。築30年のヴィンテージ感あふれる家に住む日刊Sumaiライターは、リビングに置くローテーブルをオーダーメイド。あわせて、足場板ベンチもオーダーしたところ、既製品ではなかなか手に入らない、理想のデザインとエイジング加工に大満足。完成までの流れをレポートします。
すべての画像を見る(全9枚)ヴィンテージ感のあるリビングに合う、ローテーブルをオーダーメイド
筆者は、築30年の一軒家をセルフリノベーション中。保育園児と小学生の息子がいるため、リビングには安定感のある大きめのローテーブルが欲しいと思い、いろいろと探していました。
しかし、サイズ的にも納得がいくものが見つかりません。また、既製の新品では、古い家をセルフリノベしている自宅のインテリアには合いません。かといって、ヴィンテージショップの家具は高く手が出ない…。
悩んでいたところ、夫の友人がオリジナル家具の製作を行う、ファニチャーショップを経営していることを思い出しました。そこで、思いきって、オリジナルのローテーブルをオーダーメイドでつくってもらう計画に変更。
理想のテーブルのイメージがすでにあったため、イメージ図を描いた簡単なデザイン画を持ち込んで、ファニチャーショップに行きました。
机とアイアンの形状は見てすぐ伝わるデザイン画だったので、あとは素材選びとサイズ感の確認だけ。
ファニチャーショップには、それまでもよく通っていました。ですから好きな雰囲気やテイストをわかってくれていたので、話がスムーズに進みました。とくにこだわったのは、太めにしたアイアンの脚部分のデザインです。
工房におじゃましてテーブルの木材探しからスタート
ファニチャーショップで相談していると、「工房にある木材を、実際に見てみますか?」という話に。数日後、ファニチャーショップの工房に行き、ストックされている木材のなかから、テーブルに使用する木材を探させてもらうことになりました。
工房では、気になる木材を見つけては、その木にまつわるストーリーを教えてもらい、夫婦で意見が一致したものに決定。
選んだのは、とある会社で作業台として長く使用されていたという、年季の入った重厚感のある木材。表面には傷もたくさんあるけど、それが味になるような雰囲気のある木材でした。
ちょっと深みのある色味で武骨な感じも、気に入ったポイントです。新しい木材とは異なる古びた風合いが、築30年の一軒家にもマッチするのではないかと思いました。
デザインと木材を照らし合わせて最終のイメージを確認
理想のローテーブルを、選んだ木材でつくれるか製作者と話し合い、最終的なイメージの確認を行いました。筆者夫婦が選んだ木材は、思っていたよりも大きかったため、セパレートテーブルにすることに決定。
単体で使うことも、2つをくっつけて使うことも可能。子どもが宿題をしたり、お絵かきをしたりするときは、単体で利用しています。
オーダーメイドってじつはそこまでハードルが高くなかった!
完成したテーブルは、想像以上にすてきで感動。しかも、木材から選ばせてもらったうえ、こだわりだった太めのアイアン脚もイチから製作してもらったので、納得の仕上がりに。費用は7万円程度で、製作期間は1か月程度でした。
「オーダーメイドと聞くとハードルが高そう…」と最初は思っていましたが、想像していたよりも少ない工程で、気に入ったものをつくってもらえたのでよかったです。
セルフリノベをスタートしたばかりの頃に、テーブルをオーダーしていたため、ラグ・ソファなどはすべてテーブルに合わせて選んでいきました。まさにテーブルが主役の自宅になっています。