最小限という意味の「ミニマル」。よく耳にする言葉ですが、キッチンをミニマルにすることで年250万円の貯蓄に成功しているのが、お金に関する著書もあるブロガーのハピコさんです。
以前は夫婦ともに浪費家で、お金を貯められず、キッチンにも調理器具や食材があふれていたそう。どうやって改善したかを取材しました。
ものの少ないキッチン環境が出費を抑える!
すべての画像を見る(全7枚)家計の見直しと同時に、ものを減らすことを決意したハピコさん。
「まずはキッチンの小さな引き出しを整理し、必要な調理器具を厳選してゆったり入れるようにしたら、あけるたびにうれしくて。調理グッズも食器も厳選してもち、ゆったりしまうことで、必要なものが明確になり、余計なものを買うことがなくなりました」
●キッチンツールも少数精鋭
食器同様、キッチンツールも気に入って使いやすいものを厳選し、引き出しにゆったり取り出しやすく収納。
「あるものをひと目で把握できて管理しやすくなったことで、自然と出費が抑えられるように」
●シンプルなアイテムを多用途に使い回す
丸いカッティングボードは、キッチンの壁にかけられる優れもの。
「形がかわいいので、フルーツをカットしてそのままテーブルに出すことも。多用途に使えるものがあれば、ものをむやみに増やさずにすみ、管理もラクチン」
●シンクやコンロ回りにはなにも置かず、調理のハードルを下げる
シンクやコンロ回りにものがないと、すぐに調理に取りかかれて、作業もスムーズ。
「水きりカゴもじゃまにならないよう撤去し、つり戸棚のラックにタオルを敷いて代用。シンクのすぐ上なので使いやすく、気に入っています」
●初期投資が高くても長く使えるものを選ぶ
買うときは多少値段が高くても、長く使えるアイテムを選べば、結局はおトク。
「フライパンはフッ素樹脂加工のものだと寿命があるけれど、鉄製なら長もち」
調理にも使うハサミも外して洗えるステンレス製をセレクト。
●汚れ落ちのよいスポンジなら水洗いでもきれい
食器洗いは、汚れ落ちのよいネットスポンジを使って水洗い。
「ひどい油汚れでなければこれで落とせます。洗剤はめったに使わないので、いただきものがまだ残っていて、何年も買っていません」