最近よく聞くようになった「シースルーバング」。なんだか若い子向けで難しそうと思っていませんか。「簡単に今っぽくなれるので、大人の女性にこそ試してみてほしい」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター八木花子(八木ちゃん)さん。 今回は、40代の読者をモデルにシースルーバングのつくり方を教えてもらいました。
すべての画像を見る(全6枚)大人でもできる?シースルーバングは韓国発祥の透け感前髪
さとゆみ:今日は、人気のシースルーバングのつくり方です。シースルーバングって、この数年で聞くようになった言葉ですよね?
八木ちゃん:そうなんです。「シースルー=透けている」「バング=前髪」というところからきているのですが、前髪に隙間をつくって、透け感を出すようなスタイルを言います。
もともとは韓流の女優さんやK-POPアイドルからきたトレンドなのですが、日本でも取り入れられるようになって、最近では定番化してきた感じがありますね。
さとゆみ:たしかに、シースルーバングだと、「ちょっと、今っぽい感じ」がしますよね。今日は、そのつくり方を教えてください。
●簡単にできるトレンドヘア!シースルーバングのつくり方
八木ちゃん:まず、前髪が厚いとシースルーっぽくなりません。カットで前髪を少なくするようにしてもらいましょう。今は「シースルーバング(orシースルー前髪)にしてください」と言ったほうが、美容師にも伝わりやすいかもしれないです。
さとゆみ:すっかり市民権を得た言葉なんですね。
八木ちゃん:ドライヤーで乾かすときには、前髪をまっすぐおろすように意識して乾かします。ふんわり丸みのある前髪よりは、ストレート感を出したほうが、シースルーが際立ちます。
さとゆみ:前髪に生えグセがある人は?
八木ちゃん:髪を下に向かって引っ張りながら、ドライヤーの温風を10秒、そのあと冷風を10秒あてるとクセがのびやすくなります。髪はタンパク質なので、温風をあてると新しい形になって、冷風をあてるとその形を記憶します。その性質を生かしてクセをのばすといいですよ。髪が乾いたら、束感を出すためにオイルを少量つけます。
八木ちゃん:ただおろすだけではなく、こうやって束感を出すと、髪に隙間ができて、シースルー感が強調できます。オイルのように軽いつけ心地のものであれば、前髪についても気になりません。