秋の気配を感じ始めたとはいえ、日中はまだまだ暑い日が続きます。
サンダル、日やけ止め、虫よけスプレー、日傘など、この時季ならではの必須アイテムも多いもの。
「おでかけに必要なアイテムは玄関に置くと決めておくと、出かけるときにあれこれ探すストレスがなくなります」と話すのは、ライフオーガナイザーの佐藤美香さん。
忘れ物がなくなるという、ご自宅の収納術を見せていただきました。
使用頻度の高いお出かけグッズは、玄関にまとめてストレスゼロ
●毎日使うもの、持ち歩くものを玄関にセット
家を出てから、「あっ、日傘を忘れた」「扇子を持ってくればよかった…」と気づくことはだれにもあること。
「すぐ近くだからとなにもせずに出かけて、結局虫に刺されたり、思いのほか日に焼けてしまったりして、あとから後悔したくないですよね。お出かけ前に必ず通る玄関に、お出かけの内容に応じて、アイテムをセットして置いておくと便利です」
佐藤さんは、「ちょっとそこまでのセット」と「長時間外出するときのセット」を使い分けています。
・ちょっとそこまでのセット
買い物や家族の送迎など、近くに出かけるようなときにあると便利なものをカゴなどにまとめ、目につきやすい場所に。
すべての画像を見る(全3枚)「サングラス、虫よけスプレー、日やけ止めをセットにしています。玄関でサッと日やけ止めを塗り、虫よけをして、サングラスをかけて出発。帰ってきたら、サングラスをカゴに戻すだけ。バッグを変えるたびに、サングラスを忘れるなんていうことが防げますよ」
・長時間外出するときのセット
日傘、日やけ防止の手袋、扇子(小さめのうちわ)、携帯用の日やけ止め、虫よけスプレーをセット。
「駅までは自転車なんて場合も、袋にセットしておけば、そのままバッグに入れるだけ。自転車を降りてからハッとすることなどもなくなります」。
また、長時間電車に乗るときや、室内に長くいるような場合に備え、冷え対策も玄関でしている佐藤さん。
「体温調整のためのストールや、素足の冷え防止にレッグウォーマーなど、セットにしておくと便利です。それと気をつけておきたいのがのどのケア。のどあめやマスクも袋に入れています」
●意外と汚れる足の裏はしっかり対策を
出かけるときだけでなく、帰宅したときのアイテムも玄関にそろえておきます。
この時季、家の中の床がなんだかザラザラしていると感じることはありませんか? それは、素足でお出かけしている際に、外の砂や土を持ち込んでしまっているせいかもしれません。そんなとき、ウェットティッシュが玄関にあると便利です。
「家に入ってからすぐに足をシャワーで流す人も多いと思いますが、ウェットティッシュとゴミ袋(ゴミ箱)を用意しておくと便利。玄関からお風呂場までが汚れることもありません。わが家では、カゴにセットして、シューズラックの下のスペースに置いています」
お出かけの際、その都度持ち物を考えるのは、意外と手間がかかるもの。家を出るとき、帰ったとき、玄関ですませることができたら、時間に余裕がでてくるかもしれません。少しの工夫でも暮らしがラクになりますよ。