一日のうち、長い時間を過ごすキッチンでは、たくさんの食費や水道光熱費がかかるもの。
そのキッチンを効率よく動けるスペースにすることで、日々のムダをなくしているのが、子ども3人の食事と単身赴任中の夫用の冷凍弁当もつくって、食費は月6万円という節約達人のMAYAさんです。自然と節約できるキッチンづくりについて取材しました。
家族みんなが使いやすい実用重視のキッチンで、ムダな出費を減らす!
子育てや仕事をしながらも、自炊を徹底させることでムダな食費をカットしているMAYAさんがキッチンに取り入れたのは、実用性重視の業務用の設備。見るからに質実剛健な厨房風キッチンが毎日の食事づくりを支えています。
「家族で毎日食卓を囲むためには、子どもたちにもキッチンに立ってもらうことが必須。そのため、雑に扱っても丈夫であること、収納はシンプルで使いやすいことを考えました」
その結果、効率よく使えて時短になる仕組みが自然と完成。掃除もしやすく、光熱費も節約できるMAYAさんのキッチンを紹介します。
●子どもがキッチンに入っても広々使えるスペースを確保
家族が入っても自由に動けるように、動線スペースをたっぷり確保したキッチン。調理道具や食器もわかりやすい見せる収納に。
「私が仕事でいないときでも、おなかがすいたら子どもたちが自分でつくってくれるので、余計な外食費がかかりません」
●よく使う調味料などは移動式ワゴンにまとめて使い勝手アップ
ワゴンには、調味料や油、ペーパータオルなど、調理に必要なものを収納。
「作業台やコンロ脇など、使いたい場所に移動できるから時短に。どこになにがあるのかがひと目でわかるので、ムダな買い物も防げます」
●コンロの火力が強いから短時間で料理が仕上がる
時短につながるからと、コンロは家庭用でも火力が強いものに。
「食材にあっという間に火がとおり、炒め物は歯ごたえよく仕上がります。使用後はマイクロファイバークロスでひとふきすれば、こびりつきストレスゼロ」
●掃除は気になったときにサッとするだけ!お手入れもラク
リビングから1段低くしたキッチンの床は、汚れにくい素材を使った土間に。
「コードレスクリーナーをキッチン横のパントリーにスタンバイさせて、気になったときにサッと掃除するだけできれいをキープ」
ちょっとの汚れではパワーダウンしない換気扇。レンジフードの油汚れには、セスキ水を吹きかけて、濡れぞうきんでひとふきすればきれいに。特別な洗剤は買いません。