街で配られるポケットティッシュや試供品。ついついもらうけれど、使わないまま、たまりにたまっていたりしませんか?
「使わないものに貴重な収納スペースを占領されるなんてもったいない! もらったのならとにかく使いきること。そのためには、置く場所や置き方を工夫してみるといいですよ」と話すのは、片づけのプロフェッショナルであるライフオーガナイザーの森麻紀さん。
ご自宅で、どんなアイテムをどこにどう置いているのか教えてもらいました。

場所と置き方の工夫で、たまりがちなアイテムを有効活用。収納スペースもスッキリ!

●ポケットティッシュはキッチンに置いて惜しみなく使う

ポケットティッシュは、無料でもらえる機会も多くてありがたい反面、意外とたまって困っているという声も聞きます。
そこで、おすすめしたい置き場所が「キッチン」です。
ちょっとした汚れをふくのに、台ふきんを使うと洗う手間が増えます。その点、ティッシュは使い捨て。台ふきんの代わりに活用しましょう。使い捨てはもったいないという声もありますが、ふきんを洗うための水が節約できると考えればどうでしょうか。

同じく使い捨てできるウェットティッシュやキッチンペーパーよりコスパもよく、しかも、無料でもらったポケットティッシュならコストはゼロです。

入れ物に入れてさっととり出しやすく
入れ物に入れてさっととり出しやすく
すべての画像を見る(全6枚)

入れ物はなんでもOK。あき箱や、余った収納用品を活用して、キッチンに置いてみてください。便利に使えるうえに、たまったポケットティッシュが有効に消費できます。

●試供品は使う場所に目につくように置く工夫を

当たり前なことですが、試供品を使いきるには「とにかく使うこと」。そのためには「目につく場所」に置くのがポイントです。

試供品は使う場所に目につくように置く工夫を

私の場合は、洗面所の鏡の前に置いています。

ただし、洗面台はこまごましたものがいろいろ置いてあったりするので、そのなかでも目につきやすくなるように工夫しましょう。

化粧水のビンに輪ゴムやテープでくっつけておくのもひとつの手。

たとえば、化粧水の試供品なら、化粧水のビンに輪ゴムやテープでくっつけておくのもひとつの手。小ビンタイプの試供品なら、いつも使っている化粧水は試供品が使い終わるまでしまっておく。こうすれば、確実に使いきれます。

●常に最新のチラシをストックできる収納システム

わが家でフードデリバリーを利用するのは半年に1回あるかないか。ですが、確実に利用するので、常に最新のメニューをとっておきたいと思っています。
今はネットで注文することもできますが、やっぱり紙のメニューが見やすいので、わが家では欠かさずにストックしています。

チラシは、リビングの使いやすい場所にある引き出しに入れています

チラシは、リビングの使いやすい場所にある引き出しに入れています。半年に1回しか使わないのに、なぜ、そんな特等席に?

理由は簡単。新しいデリバリーメニューがポストに入ったら、すぐに差し替えできるから。

こうすれば、いらないチラシがどんどんたまることがなくなります。

新しいメニューの差し替えがスムーズにできるように、ジャンルごとに仕分けしてファイリングしています。

さらに、新しいメニューの差し替えがスムーズにできるように、ジャンルごとに仕分けしてファイリングしています。

ファイリング

入れる場所を明確に、最新の分だけ保管する。このルールを実践することで、「あのお店のチラシが見つからない…」「どれが最新のチラシ?」と迷うことも、不要なチラシをため込むこともなくなります。

小さなアイテムでも、ため込んでしまう癖をつけないこと。それが、家じゅうをスッキリさせる第一歩です。