「家事は丁寧に、手をかけてこそ」という無言の圧力にストレスを感じていませんか?
そのために疲弊し、イライラしてしまっては本末転倒。上手に手を抜き、楽しく過ごす方が、結果的に家族みんなの幸せにつながります。

ときには「使いやすい道具に徹底的に頼る」ことも大事。それを実践して時短家事ができているという、暮らしの工夫を発信するブロガーの道田一菜さんに、詳しくお話を伺いました。

使いやすい道具に徹底的に頼るのも時短家事の近道!心にも時間にも余裕が出ます

道田さんは、丁寧な家事をやめることで、これまで5時間かかっていた家事を半分の2.5時間に短縮できたそう。その工夫のひとつが、道具に頼ること。

苦手だったり、面倒に感じることは道具の力で解消するのが道田さん流。とくに時短効果も高く、ラク家事に欠かせないという6つのアイテムを教えてもらいました。

●ガラスの保存容器

透明容器
便利な道具にはどんどん頼って、家事を時短に!
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つくりおきの保存に使う密閉容器を、プラスチック容器からガラス製にチェンジ。
「プラスチックはにおいや汚れがつきやすく、手入れが大変なうえ中身も見にくい。その点、ガラスは油汚れもすっきり落とせておかずが一目瞭然。食卓にそのまま出せるので、盛りつけや洗い物の手間を減らせます」

●油ぶきシート

掃除用シート

「油汚れは気づいたときにすぐ落とした方がラクだけど、スプレー洗剤を取り出すのは面倒。油ぶきシートなら、さっと手軽にふけます」

食器洗いのタイミングでキッチンをこまめにふけば、じっくり掃除しなくてもピカピカ。落ちにくい汚れがあるときだけスプレー洗剤を使います。

●省スペースハンガー

省スペースハンガー

クローゼットのハンガーは、ニトリの薄型ハンガーで統一。

「ライフオーガナイズの勉強をしていたときに知ったもの。つり収納する際に、ハンガーは幅をとらずたくさんかけられるということが重要。衣類が滑り落ちないのも便利です」

買いたしやすいので道田家の定番として重宝しています。

●厚手のポリ袋

ポリ袋

ハンバーグの肉だねをこねるときや下味つけ、衣づけなどに、ボウルの代わりに活用しているのが厚さ0.02mmの丈夫なポリ袋。

「ポリ袋の厚さが違うことを調理師の友人に教えてもらいました。この厚手タイプなら、十分ボウル代わりになります」

手が汚れず、そのまま処分すれば洗いものが減るので時短にぴったり。

●レンタルモップ

赤いモップ

平日のリビングは、フロアモップでさっとひとふき。

「完璧主義なのに面倒くさがりなところがあって、シートモップのシート交換も手間に感じてしまうんです。ダスキンのレンタルモップなら交換いらずで、掃除機を出すよりハードルが低い。子どもたちにもお願いしやすいです」

●乾燥機つきのドラム式洗濯機

白洗濯機

最近乾燥機つきのドラム式に買い換え、洗濯物を干す手間が一気に解消。「縮みやすい素材のものだけ手で干しますが、あとは乾燥機まかせ。天気が悪くてもすぐ乾くし、とっても便利。時間がないときは、ドラムから直接子どもたちが下着や服を取り出すこともあります(笑)」