人を招く機会も増える夏休み。家の第一印象を決める玄関は、お客様がホッとくつろげるように、清潔にスッキリと整えておきたいもの。
ここでは、ライフオーガナイザーの山本瑠実さんに、がんばらなくても自然と片づくようになる玄関のつくり方を教えてもらいました。
急な来客にもあわてない。収納習慣を見直して自然と片づく玄関に
「心地よくて清潔な玄関」って、どんな空間をイメージしますか?
ものが少ない? たたきに靴が出しっぱなしになっていない状態? いい香りがする? お花があったらステキかも?
まずはそうやって理想の玄関をイメージします。
頭のなかで思い描けたら、今の玄関と比べて、どんな違いがあるのかを考えます。紙に書き出してみるとわかりやすくていいですね。理想と現実を比べてみると、なにがたりないのか、なにがムダなのか、少しずつ見えてくるはずです。
たとえば、わが家の場合、
1:靴の出しっぱなしが気になる 2:靴が多いと手入れが行き届かないこともある 3:手入れが行き届いていない靴が玄関に並んでいるのはもっと気になる
…など、いくつか問題がありました。
この問題を元に、家族で相談して以下を決めました。
1:靴の数を減らして、定数で管理する(1in1outの徹底) 2:靴の数は自分が手入れできる分だけとする 3:帰宅したら、ひと晩たたきに出したまま靴をしっかり乾燥させ、翌朝、仕事や学校へ行くときに片づける
こうすることでキレイが当たり前の玄関になるのでは? と考えました。ルールが定着するのには時間がかかりますが、「キレイ=気持ちいい!」を何度も体感することで、少しずつそれが当たり前になります。
玄関が自然に片づく収納の4つのルール
スッキリ整った玄関をキープするために、わが家で決めた収納のルールを紹介しましょう。
●靴の数は必要最小限に。自分で管理できる分だけ
わが家の靴収納です。上から2段は、背の高い主人の靴を収納しています。仕事用の靴が4足、プライベート用が4足です。その下の2段が私の靴で、常に8足をキープ。
さらにその下は子どもたちのスペースで、スニーカーが2足ずつ、サンダルが1足ずつ。すぐにサイズアウトするので、これくらいで十分です。
●傘の本数も家族の人数分+1本だけ
傘はここに置ける分だけ。家族の人数分+1本を常にキープしています。
ちなみに折りたたみ傘は、家族それぞれの部屋にあるバッグ置き場に収納。毎日使うものではないなら、わざわざ狭い玄関に置いておかなくてもいいと思います。
●お手入れセットはブリキ缶にひとまとめに
傘の手前にあるブリキ缶の中には、靴のお手入れセットをひとまとめに。この中にお手入れしたい靴をポンポン入れて、週末にまとめてサッと手入れできるようにしています。
●ハンコはさりげなく目隠ししておく
玄関には、できる限り余計なものを置かないようにしていますが、郵便物を受け取るのに必要なハンコはあった方が便利ですよね。
丸見えでもいいのですが、生活感をなくしたいならフラワーベースの中に忍ばせておくのもオススメです。
ステキなご縁や運は玄関から入ってくるとよく聞きます。玄関収納をほんの少し見直すことで、簡単にスッキリをキープできるようになるので、ぜひ試してみてくださいね。