「壁」を有効活用した収納方法が、すっきりするうえ掃除もラクになると話題です。
インスタグラムで家事や収納のコツを発信する東えりかさんは、家じゅうの壁を収納に利用している壁達人。
重いものをかけたり、子どもが使う場所には、耐荷重が大きくしっかり固定できるものを、あとで外す可能性がある壁には、穴が目立たないフックやピンを使用するなど、場所によってグッズを使い分けています。
壁を利用した収納アイデアとグッズ選びについて教えていただきました。
壁収納のメリットは、掃除がしやすいこと!
●壁に板を取りつけて脚のない机に
すべての画像を見る(全12枚)DIYしたパソコンデスクは、脚なしの空中机。
「ホームセンターでカットしてもらった板を、壁にL字金具で固定するだけ。黒い棚受けは、支えとして板につけてますが、壁には固定していません。脚がないおかげで、フローリングワイパーで一気に掃除できます」
石膏ボードの壁に、専用の壁側金具を固定し、L字の受け金具をつけた板をのせるだけ。
簡単に取り外しできるので、設置場所も自由に変えられます。
●浴室の壁は強力な吸盤を使ってアイテムを集結
「ボトル類はじか置きしていたのですが、掃除がひと苦労でした。そんなときに強力吸盤バーの存在を知り、ボトルを入れたカゴやチューブをフックでつり下げてみることに。掃除が一気にラクになりました」
石けんも吸盤式のホルダーで壁にくっつけ、清潔にキープしています。
真空状態をキープする吸盤式バーなら、ずり落ちずに長期間密着。水に強く、浴室やキッチンなどで使うのに向いています。
ホルダーを吸盤で壁につけ、磁石つきの金具を石けんに埋め込んでくっつける仕かけ。受け皿いらずで衛生的かつ掃除もラクちん!
●マグネットフックでオケとイスを空中収納
すぐに水アカ汚れがついてしまうのが悩みだったという浴室。
「壁面にマグネットがつくことを発見し、オケやイスをフックで引っかけることに。ヌメリが激減しました」
●歯みがき粉やコップもじか置きしない
ものをどかしながらのふき掃除が面倒だった洗面台回りは、浮かせる壁収納で悩み解決!
「水がたまらず衛生的な、吸盤つきコップを使っています」
「歯みがき粉は、ステンレスのクリップではさみ、目立たない透明の画びょうにつるしています」
鏡裏の棚内のわずかなスペースも有効活用!
●コンタクトレンズをワンアクションで取り出せるように
洗面所の棚の内壁に、コンタクトレンズを収納。
「左右の目でケースを分け、上下2段になるように、上の方を磁石で固定。これなら両目とも、片手で取り出せ、省スペースです」
無印良品のケースの片面にマグネットシートをはり、壁につけたマグネット用補助板にはりつけました。
※収納グッズを取りつける際は、商品の耐荷重などをよく確認してから行ってください