家の中でも広い面積を占める壁は、塗る、はる、つるすなどアイデア次第でディスプレーにも収納にも活躍する便利なスペース。
そこで、壁を活用してすてき暮らしをかなえた達人のお宅を拝見! すぐマネできる壁使いのコツも紹介します。
明るい白のしっくい壁のリビング。いろんなものを飾りながら収納
今回取材したのは、福島県にお住いのNさん(32歳)宅。夫と双子の娘の4人家族です。
古い戸建てを買ったのをきっかけに、夫婦でセルフリノベーションに挑戦しているNさん。
「キッチンはブルーのペンキと白のタイルで北欧風、リビングは明るい白のしっくいに。壁は面積が広いので、一部色を変えるだけでも部屋の雰囲気が変えられるんです」
壁にお気に入りの雑貨を飾って楽しむほか、収納場所としてもフル活用しています。ここではリビングについて詳しく紹介してもらいました。
広い窓から光が入るリビングは、木のアイテムを多く取り入れた、統一感のある空間。ブルーに塗ったドアが、白壁のアクセントに。
●リビングの壁に窓枠をつけておしゃれに演出
しっくいの壁には木枠とすりガラスで、アンティーク風の明かりとり窓を設置。
「抜け感がでて、明るくなりました。木の質感をアイロン台やソファと合わせたのもポイント」
●壁のあいたスペースに子どもたちの写真をマスキングテープでペタリ
壁にはったポラロイド風の写真は、子どもたちを撮ったもの。
「モノクロなら目立ちすぎず、ディスプレーとしておしゃれに決まります。しっくいの壁とも好相性」
●伸縮式のライトをつけて読書コーナーに
伸縮式のライトを窓際の壁につけ、ソファを置き読書コーナーに。
「使わないときは短くたためてじゃまになりません。電球の優しい光でリラックスして本が読めます」
●出窓の上は趣味スペース!収納しながらディスプレーとしても楽しむ
リビングに入って正面にある出窓は、親子の趣味スペース。広い壁のなかに一枚の絵を飾るように、グリーンやオモチャなどを並べています。
●出窓のフチを生かした棚にお気に入りの本を
窓のフチの上に板でつくった棚は、本をのせられるようL字型の棚受けを逆向きにつけて、しっかり固定。
「安定感があり、窓上の空間も上手に生かせました」
●つるしたドライフラワーはカーテン代わりにも
出窓の上部にフックネジをつけてポールを通し、ドライフラワーや観葉植物をたっぷりとつるしています。
「カーテンの代わりになり、さりげなく外からの視線を遮る効果も」
●古い曲げわっぱを壁につけて季節の花を飾る場所に
味気なかったテレビ上の壁には、古い曲げわっぱをディスプレー。
「曲げわっぱの奥行きは、中に庭の花を飾るのにぴったり。壁に虫ピンを打ち、底の隙間に引っかけています」