おうち時間が増えた今、おせちを手づくりするという人も多いのではないでしょうか。料理家のワタナベマキさんに、だれでも実践しやすい、おせちの盛りつけテクニックを教えてもらいました。

おせちの盛りつけテクニック
ワタナベマキさんのおせちの盛りつけテクニック
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ほめられおせちの盛りつけアイデア

仕上げの盛りつけにもこだわれば、食卓が華やぐ本格仕様のおせちに! 簡単にできてセンスよく見える、マキさん流のアイデアをご紹介します。

黒豆

●黒豆の笹づくり

バラバラしやすい黒豆は 笹のカップにまとめて。

笹

(1) 小さめの笹の葉を円すい状にくるっと巻いてカップ状にする。

笹を持つ

(2) 巻き終わりの端を内側に折り曲げる。

笹にさす

(3) 折り曲げた部分に楊枝を刺してとめる(葉の外側から刺して、楊枝の先が外側にくるように刺す)。

●かまぼこの飾り切り

ひと手間かけるだけでお正月らしい雰囲気に。

かまぼこをきる

(1) かまぼこを約1.5cm幅に切り、ピンク色の部分に沿って2/3くらいまで包丁を入れる。

かまぼこの真ん中をきる

(2) 真ん中に縦1.5cm長さの切り目を入れる。

かまぼこをもつ

(3) 端を切り目にくぐらせてやさしくねじり、元のかまぼこの形に整える。

●盛りつけの手順

つめる順序をマスターすれば失敗なし! 立体感と華やかさを出すのがコツです。

(1) 形の決まったものから四すみにつめる

卵焼きを持つ

比較的大きめで安定感のあるものから四すみにつめて、盛りつけの大枠を決める。高さをそろえるときれいに見えるので、かまぼこの板などで上げ底をしても。

(2) 形を変えられるもので隙間をうめる

箸でもりつけ

黒豆やなますなどは、笹づくりやユズ釜などを使うとつめやすく、見栄えもアップ。似たような色同士が隣合わせにならないように全体のバランスも調整して。

(3) 葉やイクラで飾る

葉やイクラで飾る

つめ終わったら、南天の葉や松葉などの葉ものをあしらい、全体を引き締めて高級感を出す。最後にイクラやユズの皮を散らして、彩りよく仕上げる。

ワタナベマキさんが提案してくれたのは、洋のエッセンスが散りばめられたおせち。今年は思いきって、いつものおせちをイメチェンしてみませんか?

詳しいレシピはESSE1月号の別冊付録で紹介しています。

みなさんもぜひ手づくりおせちを楽しんでみてくださいね。