コロナウイルスの影響で、家計にも大きな波乱が起こった家庭も多いなか、ESSE編集部は、貯めている人がやっていたワザを〈貯まるア“ワード”〉として選出しました。なかでも注目は、「あえての現金管理」。着実に効果があげられるという、その家計術を紹介します。

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「貯めている人に意外と人気があるのが現金管理」と話すのは、ファイナンシャルプランナーの横山光昭さん。

「給料を全額引き出し、貯蓄を口座に振り分け、残った現金でやりくりするのが基本で、お金の流れが整理でき、使えるお金が見てわかるのでムダが抑えられるのがメリット。出費が多い人、家計が混乱している人におすすめです」

現金管理で年間貯蓄額100万円を達成している読者Eさんの管理術をお見せします。

<Eさん(埼玉県・33歳)>
夫(38歳)、長女(4歳)、長男(1歳)の4人家族。年間貯蓄額は100万円。自宅は結婚と同時に購入した分譲一戸建て。教育費と家のリノベーション費を貯めたい。

●現金管理で浪費が解消!ポイ活をしながら月7万円貯金

テーブルにファイルとお札
現金は管理がしやすく貯まる感覚がうれしい
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毎月給料日に収入を全部現金で引き出して、目的別の貯蓄や費目別予算に振り分けているEさん。
「現金は使えば減るから管理しやすく、貯めれば増えるのが実感できてモチベーションが上がります」

ポイ活のために支払いはクレジットカードがメインですが、使ったら家計簿アプリに記録して、月末に予算から代金を口座に入金。
「手間はかかりますが、ポイントゲットと使いすぎ防止、両方の効果が得られて大満足! 貯まったポイントで大好きな雑貨が買えるので、ストレスなく続けられます」

現金とカード両方の“いいとこどり”で、貯蓄をキープしています。

●Eさんの家計表

夫の月収(手取り) 340,000円
児童手当 25,000円
収入合計 365,000円

住居費 77,000円
食費 53,000円
外食・レジャー費 4,000円
水道光熱費 19,000円
通信費(携帯電話2台分、プロバイダーなど) 20,000円
日用雑費 10,000円
子ども費 25,000円
クルマ費 5,000円
こづかい(夫) 35,000円
こづかい(妻) 10,000円
保険料(学資保険、生命保険は給与天引き) 26,000円
医療費 10,000円
ペット費 10,000円
その他出費 5,000円
貯金 56,000円

支出合計 365,000円
収支 ±0円