部屋が狭かったり、収納がすくなかったりする家では、すぐものがあふれてしまいがち。「使いにくい」「収納しきれない」と感じたら、つっぱり棒を活用してみませんか。
整理収納アドバイザーで、つっぱり棒の歴史や収納術に詳しい「つっぱり棒博士」こと、竹内香予子さんに、自宅で行っているつっぱり棒ワザを教えてもらいました。
つっぱり棒博士の自宅で発見!つっぱり棒で家じゅうすっきりテク
収納が少ないと感じたら、タテ・ヨコを自由につっぱれば、家がぐっと使いやすくなります。
「つっぱり棒の進化で種類はもちろん、付属のパーツも増えています。それらを活用すると暮らしにぴったり合う収納を自作することができますよ」と竹内さん。
たくさんの種類のつっぱり棒とその活用術を研究してきた竹内さんに、詳しく教えてもらいました。
●縦+横の合わせワザで洗面所の収納を自作
すべての画像を見る(全7枚)「洗面所のような狭い空間でも、つっぱり棒を組み合わせれば、使い方に合った収納ができます」
洗面台の左側と下に、縦つっぱり棒と横つっぱり棚をクロスして設置。朝の身支度がここで完結できるよう、メイク用品などをまとめて収納。
「縦つっぱり棒は、専用のトレーやフックを好みの高さに設置できるので、使い勝手がいいんです」
収納するものに合ったパーツを組み合わせて、使いやすくアレンジ。
洗面台下のあきスペースに、横つっぱり棚を固定し、ドライヤーとタオルを収納。ティッシュは縦つっぱり棒にパーツをつけて設置。
「床から浮かせて掃除しやすくしています」
●洗濯機の上はステンレス素材でクールに
可動棚つきの縦つっぱり棒で、洗濯機の上を収納スペースに。タオルや洗濯用品を使いやすい高さに配置しました。
「ステンレス製ならスタイリッシュな雰囲気で、生活感を軽減できます」
●浴室のタオルかけを欲しい高さにもう1段
浴室の扉にタオルかけをつくり、足ふきマットを手に取りやすいところに収納。
横つっぱり棒はあえてつっぱらず、扉の枠にはったフックに渡し、サっとかけやすい隙間を設けました。
「ここにはバスタオルを干すことも。好きな高さに取りつけられるので、かけるものを選びません」
●トイレの床掃除が浮かせ収納で時短に
トイレタンクと壁の間を、掃除道具置き場に。掃除シートと芳香スプレーは短い横つっぱり棒2本に、トイレブラシは安定感のある横つっぱり棚にのせています。
「浮かせることで、掃除機がけがスムーズになりました!」
ESSE9月号では、つっぱり棒博士と読者の、おしゃれなつっぱり棒アイデアをさらにたくさん紹介しています。スペースを取らずに収納を増やしたい人は必見!
<撮影/林絋輝 取材・文/ESSE編集部>