暑いこの時季、ついつい手が伸びるそうめん。めんつゆとの組み合わせが一般的ですが、「そうめんは洋風の食材や、はやりのグルメ缶詰とも合うんです。知らないのはもったいない!」と話すのは、そうめん研究家のソーメン二郎さん。
すべての画像を見る(全7枚)そうめんをおいしく食べるための“3か条”とは?
ここでは、7月18日に明治屋ホールで行われたそうめんイベントの模様をリポート。
ソーメン二郎さんによる、そうめんをもっとおいしく食べるための極意をお伝えします。
そうめんをおいしく食べるための心得、茶道ならぬ「そ道」を究めたソーメン二郎さんによると、意外と知られていない「3つの極意」がありました。
●その1 たっぷりのお湯で2分間ゆでる
たっぷりのお湯を沸かし、対流で麺をゆでると均等なゆで加減に。
ゆですぎはNG! 麺が水を吸いすぎて“ゆで太り”しないように、2分間で止めましょう。
●その2 沸騰したお湯に梅干しを入れる
梅干しを入れることで酸が麺を引き締め、きゅっとした食感に。よりコシの強いそうめんになります。
●その3 アレンジは自由
そうめんの楽しみ方は人それぞれ。じつはそうめん、洋風の味つけでもおいしくいただけます。
洋風アレンジ2種類をご紹介。簡単なのに、想像以上のごちそう感にびっくり!
●オリーブオイル+塩×そうめん
シンプルに、オリーブオイルと塩でいただく食べ方は、「そうめん本来の味をより引き立てます」とソーメン二郎さんが太鼓判を押す組み合わせ。
オリーブオイルのフルーティな風味が口いっぱいに広がり、オイルでコーティングされた麺はちゅるっとのどを通ります。
想像以上にさっぱりとしており、オイルのくどさはまったく感じません。
●グルメ缶詰×そうめん
イベントに登場した缶詰研究家の黒川勇人さんがおすすめしてくれたのは、缶詰×そうめんの組み合わせ。
塩漬け牛肉のローズマリー風味や、桜肉ユッケ風など、そうめんと組み合わせるイメージがないものばかり。これらの缶詰を、そうめんの上に薬味のようにのっけて食べます。
缶詰自体にごちそう感があるので、そうめんと合わせるだけで、簡単にボリューム感のある一品が完成。おもてなしにも使えそう!
めんつゆの代わりに、缶詰のオイルをかけるのもおすすめだそう。
「食べる前に湯せんで缶を温めると、具材とオイルがほんのり温まり、さらにおいしくなります」(黒川さん)
オリーブオイルを使ったものだけでなく、ゴマ油を使った缶詰もそうめんに合います。大人数のパーティなら、数種類のグルメ缶詰を用意し、みんなでシェアするのも楽しそうです。
<撮影・取材・文/ESSE編集部>