幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみをつづっていこうと思います。

 

<幸栄のゆらゆらと、つらつらと。日々のささやかな幸せをパンと一緒に。>
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日差しの強くて暑いこの季節、お店にはおいしそうな果物たちがたくさん並んでいますね。
わが家で人気なのはプラム。そのまま食べてももちろんおいしいのですが、今日は娘たちが大好きなゼリーにしてみました。つるんとしたゼリーがさらにおいしく感じるこの時季に、ぜひおうちでつくってみてください。

耐熱グラスで簡単!プラムゼリーのつくり方

【材料】

・プラム 2個
・ゼラチンパウダー 5g
・水 250cc
・レモン汁 小さじ2
・グラニュー糖 大さじ1と60gに分けておく

材料

【つくり方】

プラムを小さめに切る

(1)きれいに洗ったプラムを小さめに切り、グラニュー糖大さじ1とあえて10分ほど置きます。

 

(2)(1)をグラスなどに均等に分けて入れ、ゼラチンパウダーは分量外の大さじ1の水と合わせてふやかしておきます。

 

(3)鍋に水、レモン汁、グラニュー糖60gを入れて弱火にかけます。このゼリー液は沸騰させなくても大丈夫。グラニュー糖が溶けているかどうかを確認して火を止め、ふやかしたゼラチンを入れてよく混ぜます。

グラスに注ぐ

(4)(3)をプラムを入れておいたグラスに注ぎ入れたら冷蔵庫で冷やして、できあがり。

冷蔵庫で冷やし完成

今回は120mlのグラスを4つ使いましたが、容量が違えばそれに合わせて分けて入れても。90mlくらいのカップなら5~6個ほどできます。

またグラスに限らず、バットや涼しげな器でつくってもかわいいですよ。

 

また、ゼリー液はとってもシンプルなので、どんな味わいのものにも合います。スイカやサクランボなど、季節の果物や、果物の缶詰を使ってもいいですよ。

生のパイナップルやキーウィ、レモンや桃など、タンパク質を分解してしまい、ゼリーが固まらないフルーツもあるので注意してください。

 

もうじき夏休み。暑い日のおやつに役立てていただけるとうれしいです。

【幸栄(ゆきえ)】

1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、2010年から卵とバターを使わないパン教室、「toiro」を始める。著書に『「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本(生活シリーズ)』(主婦と生活社刊)、『パウンド型で焼けるおいしい食パン』(家の光協会刊)、『あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり』(アノニマスタジオ刊)などがある