家じゅうのいろいろな場所で活躍するフック。100円ショップなどで安く購入できますが、ちょっとした不便を解消するのに活躍します。
ライフオーガナイザーで、親・子の片づけインストラクターとして活動している尾花美奈子さんは、フックをうまく使って、家のいたるところをすっきり、きれいに整えています。
今回はワザありの便利な使い方を伝授してもらいました。
家じゅうで使える!ちょっとしたものの収納にフックが活躍
●フックを横向きに使えば、モップ類の横揺れ防止になる
すべての画像を見る(全8枚)尾花さんのお宅では、リビングの物入れにカーペットクリーナーをつるしています。
収納の扉にフックで引っかけていますが、その下には横向きにつけたフックが。
「このように横向きにすると、柄の部分がしっかり固定されます。おかげで扉にはさまったり、あけ閉めで揺れて落ちたりするストレスがなくなりました」
さらにポイントは、引っかける部分が大きいタイプのフックを選ぶことだそう。
「小さいと引っかけにくく、浮いてしまって結局フックから落ちてしまいます。これでも横揺れしてしまうようなら、もうひとつ横向きフックを追加して柄をはさむように取りつけるといいでしょう」
●玄関の窓の格子にフックを固定し、ホウキ&傘を収納
尾花さんは玄関回りにもフックを使い、すっきり見せを実践。
「ホワイトウッドやサンゴのように見えるデザインのフックを、玄関の窓の格子につけています。ここは玄関ばきのホウキをひっかけておくスペース。あとの2つは、折りたたみ傘を乾かすときにかけています」
このフックは100円ショップで購入したもの。なぜシンプルなものにしなかったかというと、こうしたデザインの方が、土や砂ボコリなどの汚れが目立たないから。
「正面には穴が2つ開いていて、本来なら壁にネジでとめるのですが、透明な糸で巻きつけるだけでしっかり固定できました。強度のあるテグスや釣り糸を使うといいと思います」
以前はS字フックを引っかけていたため、ホウキを取るたびにフックも外れてしまっていました。
「外れたフックを拾って設置して…というのがプチストレスでしたが、今は手軽にサッと掃除ができるようになりました」
●デスク回りのすっきり化にフックが大活躍
パソコンやプリンターが置かれた、尾花さんのワークスペース。
デスクの両足にフックをとりつけ、かさばりがちなヘッドホンなどを収納しています。ごちゃごちゃしやすいPC回りのアクセサリーも、足元につるせば気になりません。
●フックは耐荷重量をマスキングテープに書いて保管します
100円ショップなどのフックは、たいてい3~4個で1セット。一度に使いきることはあまりないので、余ったフックは保管することになります。
「使いかけのパッケージは意外に場所をとるし、見た目もきれいではありません。パッケージで必要な情報はフックの耐荷重量。粘着テープ部分にはマスキングテープをはって耐荷重量を書き込み、フックは裸の状態で保管。これで収納場所もすっきり省スペースに」
ちょっとした工夫で、フックが大活躍。小さなストレスを解決して、すっきり暮らしましょう。