男子3人(小学3年生、1年生、3歳)の子育て真っ盛りのマルサイです。

平日は子どもが帰ってくるまで座りっ放しでイラストを描いたり文章をつくったりしています。

たまに集中力がきれたり小腹が減ったりするわけですが、そんなときはちょっとしたものを口に入れます。そのちょっとしたものとは、あめ、グミ、チョコ、お口スッキリ系のタブレット、そしてあたりめ。

その日の気分によって選んでいますが、なぜかあたりめはイラストに色をつけるときに口にすることが多いです(自分でもナゾ)。

帰宅後、私の机に直行する長男。お目当ては「あたりめ」?

私がなにかをつまみながら制作活動に励んでいることを知っている長男は、学校から帰ってくるとまず私のところに来ます。そしてデスクの上をジロジロとチェック。

「今日はグミだ! やった~」とか「このあめ、からいんだよな~」と一喜一憂しながらポイっと口に放りこむと、そのまま友達の元へ。それがまたとても楽しそう。

デスクの上
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先日はデスクの上を念入りに捜索したのち、「あ~、あたりめ全部食べちゃったんだ…」とあからさまにガッガリした様子。その前日のチェックではまだ袋に残っていたあたりめを、密かに狙っていたらしいのです。

 

チェックに来るたびなにかしら分け与えていましたが、この発言をされて以来「長男がチェックに来たとき用の分」を必ず残すようになりました。

 

こうしてよくわからない親子の暗黙のルールができあがったわけですが、長男はほかの兄弟が知らない母と自分の二人だけの秘密ができたことがなんだかうれしそう。

 

普段弟たちのお世話や相手でなにかと苦労の多い長男なので、ちょっとした優遇感が活力になっているのかもしれません。

自分と母だけの秘密

そんなことを思っていたら、二男もそこに加わるようになりました。

 

二男も自分と母だけの秘密だと思っているので、ほかの兄弟にバレないよ口パクとジェスチャーで「一個ちょうだい」とメッセージを送ってきます。私も口パクで「どうぞ」と伝え、分け与えるとご満悦。

 

ちなみにあたりめを分け与えた際は「においで兄弟にばればいように」と細心の注意をはらって食べている長男と二男。そのスリリングさもまた楽しみのひとつのようです。

【イラスト・文/マルサイ】

小学3年生、1年生、3歳の男子3人と夫の5人家族。男の子あるあるや家族のほのぼの話を描いた絵日記をインスタグラムmaru_saiで発信。書籍に『マルサイ家の三兄弟 ドタバタ絵日記 男子が3人います。』(大和書房刊)がある