100円ショップでも売っているつっぱり棒。簡単に収納を増やすことができ、人気です。ただ、「なんとなく買ってみたものの、使いこなせていない」という声も。

そこでここでは、「狭いわが家では、つっぱり棒を徹底的に活用しています」という整理収納アドバイザーのまいさんに、さまざまな使い方を教えてもらいました。

100円ショップでも売っているつっぱり棒
設置する場所によってつっぱり棒の色を変えると、インテリアになじみます。
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狭い家でも収納力アップ!つっぱり棒の使い方8連発

収納やインテリアの強い味方になってくれるつっぱり棒。とくに狭いわが家では必需品です!
実際に役立っている使い方をご紹介します。

●タオルやバスマットを干す

まずはよく見かける基本の使い方です。

タオルやバスマットを干す

乾きにくいボディタオル。浴室の窓の前につっぱり棒を通してタオルをかければ、すっきりカラッと乾きます。

タオルやバスマットを干す

バスマットは濡れたまま敷きっぱなしにしているとカビの原因になるので、使わないときは、お風呂の入口に干しています。その横に、夫のバスタオルもつるしています。

フック

<便利ポイント>バスタオルを取るたびにフックが外れるとストレスになるので、外れにくい工夫を。

しっかり固定

ペンチではさんでからつっぱり棒に通すと、しっかり固定されますよ。

●犬の足ふきタオルをかける

犬の足ふきタオルをかける

わが家では犬を飼っているのですが、散歩のあと、浴室で犬の足を洗っています。この足ふきタオルを、洗面台下のつっぱり棒に、無印良品のワイヤークリップでつるしています。

洗面所掃除用のタオルなども、このようにすると、干しながら邪魔にならずに収納できますね。

●ランドリースペースのハンガーかけにする

ランドリースペースのハンガーかけ

わが家の洗濯機置き場はリビングにあり、スペースがとても狭いです。ここでもつっぱり棒でひと工夫。

便利ポイント

<便利ポイント>細い木材を壁に打ちつけて、その上にカットした板をのせて棚に。さらに手前につっぱり棒を乗せて、ハンガーかけにしています。

こうするとつっぱり棒が落下する心配がありません。

●カーテンをつくる

カーテンをつくる

つっぱり棒に、布を挟んだカーテンフックを通せば、簡単にカーテンができます。こちらは洗面台の上のスペースの写真。ティッシュや洗剤のストックを置いていますが、雑然としているので、目隠しカーテンとして使っています

●棚をつくる

棚をつくる

わが家のトイレにはほとんど収納がないので、100円ショップで買えるつっぱり棒用の棚を使って収納をつくりました。

そのままだと味気ないので(写真左)、リメイクシートをはってナチュラルに仕上げました(写真右)。

両端で2本と真ん中に1本

<便利ポイント>耐荷重をアップさせるため、両端で2本と真ん中に1本、つっぱり棒を使っています。

●引き出し内のストッパーにする

引き出し内のストッパーにする

つっぱり棒はキッチンでも活躍。引き出しの中にある「小物が入っているボックス」が開け閉めするたびに奥にずれてしまうのが気になり、つっぱり棒で仕きってストッパーにしました。

●グラスの落下防止として使う

グラスの落下防止として使う

ワイングラスを置いている棚に設置しています。これがあると安心感が違います。グラスにうっかり手を引っかけても、大丈夫。

●空間を有効活用する

空間を有効活用する

おやつを置いているコーナーの上に広めの空間があったので、つっぱり棒とワイヤーネットを使って収納をつくりました。

空間を有効活用する

ワイヤーネットをまげてフックにひっかけて、つっぱり棒に通せば収納のでき上がり。

●リモコン収納をつくる

リモコン収納をつくる

すぐ迷子になるリモコン。ダイニングテーブルの横に定位置をつくりました。

100円ショップのウォールポケット

テーブルの足につっぱり棒をつっぱり、100円ショップのウォールポケットを上下に通すだけです。

100円ショップのウォールポケット

<便利ポイント>ここでもひと工夫。袋の中央を糸でとめたら口が大きく開かず、リモコンが安定します。リモコンを入れるときにもすっと入って使いやすい。

つっぱり棒の基本のつっぱり方

最後に、つっぱり棒の基本のつっぱり方をご紹介します。案外知らない方も多いのではないでしょうか。

基本のつっぱり方

1.つっぱる幅より少し長めに伸ばしておく。

内側に押しながら設置して手を離す

2.内側に押しながら設置して手を離す。

正しくつければ、つっぱる力が強くなり、落下しにくくなります。

また、耐荷重アップにもひと工夫。

耐震シール

「耐震シール」を接着面にはると、落下しにくくなります。

シールは小さく切って

シールは小さく切って使っています。

※つっぱり棒によって耐荷重は異なります。使う前に耐荷重を確認してください。