AV機器のコードで乱雑になりがちなテレビ裏。「隠れているから、まあいいや」と放置していませんか?

整理収納アドバイザーなど数々の資格をもつお片づけのプロ・akaneさんは、100円グッズをうまく組み合わせてこのコード類をすっきりまとめています。その整理方法を詳しく伺いました。

コード
配線コードを折り曲げずにすっきり収納するテク
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ワイヤーネットと面ファスナーで、テレビ裏のコード類をすっきり収納!

以前は配線タップごとファイルケースに収納していたというakaneさん。
「コードは隠れていたので、散らかった風には見えませんでしたが、ケースの中にホコリがたまることが気になっていました」

そこでファイルケースを撤去。ワイヤーネットに面ファスナーを巻きつけてコードを留める方法にチェンジしました。

配線コード

配線コードが隠れたおかげで、テレビ回りがすっきり。ホコリもたまりません。

●テレビの裏をのぞかれても大丈夫!配線コード収納のつくり方

「見えない部分にあまりお金はかけたくないのが本音。そこで使えそうな100円グッズを探し、うまく組み合わせてテレビの裏にすっきり隠れる収納をつくりました」とakaneさん。
100円ショップでも販売されている材料を使った、配線コード収納のつくり方を教わりました。

【材料】

・ワイヤーネット(40×26cm) 1枚
・面ファスナー配線ベルト 1個(長さ1.5mを10個程度に切って使う)
・石膏ボード用フック 1~2個

ワイヤーネット

「わが家のテレビは47インチ。このサイズのワイヤーネットならテレビ裏にじゅうぶん隠れます」

配線ベルト

石膏ボード用フックは、ワイヤーネットをテレビ裏の壁に引っかけるためのもの。

自宅の壁の素材に合うものを選び、フックの耐荷量を確認してください。

【つくり方】

(1)壁に、ワイヤーネットを引っかけるための石膏ボード用フックを取りつけます。耐荷量が十分であれば、中央に1つ。安定させたいのなら両端にそれぞれ取りつけます。

「テレビの熱がネットに伝わってしまうと熱くなって危険なので、テレビから少し離れた壁にフックで引っかける方法をおすすめします」

ワイヤーネットは何色でもOK。壁のカラーと同じにすると、よりすっきり見えます。

(2)コード類を束ねて、面ファスナー配線ベルトで何か所か仮留め。コードの束ができたら、面ファスナー配線ベルトをひとつずつワイヤーネットに絡めます。

電源タップも同じようにワイヤーネットに固定。この時点では、たるんでいるところがあって大丈夫です。

(3)配線ベルトをワイヤーネットに固定して、だいたいの位置を決めてから、たるみを解消していきます。

注意したいのは、コードをきつく留めすぎないこと

注意したいのは、コードをきつく留めすぎないこと。コードが劣化したり、断線したりする危険があるので、ある程度のゆとりをもたせることが大事です。

「結束バンドでなく面ファスナーを使っているのは、コードの断線を防ぐ意味合いもあります」

材料費は300円ほど。自宅に余っているフックを活用すれば、もっと安くすみそうです。

面ファスナーの配線ベルトはサイズ調節もしやすいので、配線が増えても同じようにまとめることができます。

テレビ裏を不意にのぞかれてもいいくらい常にすっきり

「この収納方法に変えてから、正面から見るのはもちろんですが、テレビ裏を不意にのぞかれてもいいくらい常にすっきりしました」

●サッと掃除できるよう、テレビ裏にはたきをスタンバイ

コードをすっきりまとめてからホコリがたまりにくくなった、というakaneさん。そのテレビ裏は、じつはハタキの収納場所でもあります。

ハタキ

「テレビに粘着フックをとりつけ、お気に入りのフェザーハタキを引っかけています。テレビボードやテレビ自体のホコリ取りがサッとできるよう、ハタキはここが定位置。手に取りやすい場所なのに死角なので、インテリアの見た目を損なうこともありません」

掃除道具をすぐ取れる場所に置くと、掃除がおっくうに感じにくくなります。

●グリーンを置けば、テレビ回りに温かみが生まれる

テレビ回りに温かみが

さらに、テレビ横にグリーンを飾ることで、インテリアに彩りをプラス。

「わが家のインテリアは白を基調に黒・グレーなどをたしていますが、装飾がなにもないと殺風景になりがち。グリーンを置くことで、部屋が冷たい印象に見えすぎないように気をつけています。とくにテレビは無機質なものなので、グリーンを置くことで中和。くつろげる空間になっています」

リビングコーナーにもグリーン

ちなみにリビングコーナーにもグリーンが。

「無彩色が多いインテリアでも、グリーンやナチュラル素材の雑貨を少しだけたすと、モダンのなかにあたたかみをプラスできるのでおすすめです」

テレビ回りは、コードをすっきり隠してグリーンをたす。シンプルながらも温かみのある空間をつくりたい、という人は参考にしてみては。

※コードを束ねる際は、無理に力を入れて折り曲げないでください。また、この記事のように通気性に気をつけて設置し、ホコリをためないよう掃除をしてください。