梅雨の時期は家事のモチベーションが下がりがち。でもこの時季に掃除をないがしろにすると、汚れがたまりやすかったり、カビが発生したりと、悩ましいものです。

そこで、手間をかけずにできる梅雨対策の家事について、「カリスマ主婦」としてテレビや雑誌で情報発信をする若松美穂さんに語っていただきました。

梅雨の時期にひと工夫!ささっとできてカビを防止するコツ

汚れがたまりやすく、カビも発生しやすい時季です。
それなのに、天候もどんより、湿気もたっぷり…。「よし! 掃除だっ」という気持ちにはなかなかなれないもの。

だからこそ集中して掃除をするというよりも、5分以内でちょこちょこっとできる掃除や、日々のひと手間を大切にしています。

●蛇口の根元にはティッシュペーパーと漂白剤を

漂白剤
蛇口の根元の茶色い汚れには、漂白剤の湿布を
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たとえば、キッチンの蛇口の根元と浄水器の根元は、茶色い汚れがたまりがちです。
そこで、根元にティッシュペーパーをくるりと巻いて、漂白剤をかけます。

漂白後

しばらく浸しておくと、こうなりました。使用して17年目のキッチンでも、これだけきれいになります。

●浴室のカビ取りは家事の最初と最後に

カビ取り剤

お風呂は、夜入っているときに汚れをチェックしておき、翌朝カビ取り剤をかけます。

いろいろと家事をすませたあとにさっと流せば、一気にきれいになります。

大事なのは、あまり大規模にやりすぎないこと。

朝は忙しいので、あちらもこちらも…というより、「今日はこのあたり」とスペースを決めてやることが、面倒にならないコツです。

お風呂カビ除け

お風呂で使うイスも、ひと工夫。掃除を終えたら湯船のふちにかけておきます。

これは身内から教わったアイデアなのですが、イスの足元につきやすいカビを防ぐこともできますし、家族間での「お風呂掃除終わっています」の合図でもあります。

ちなみにわが家は、掃除のとき以外、お風呂の窓を開けることは、ほぼありません。

以前、住宅メーカーの方に、「窓を開けるとどうしても小さい虫が入ってきてしまうから、換気扇をかけ続ける方がいい」と伺ったことがあります。

外気も湿気でいっぱいなので、換気扇を一日中動かしています。

●洗面所に扇風機をおいて一石二鳥

扇風機と洗濯もの

さらに、洗面所には扇風機をおいて、お風呂場と洗面所の湿気を防いでいます。

朝は、家族もひんぱんに出入りするため熱がこもりやすいですし、室内干しの洗濯物も早く乾くので、この時期の洗面所に扇風機は欠かせません。

天候に家事が左右されがちなこの時期。

無理することなく、できる範囲で、キレイを保つことができるといいですね。

※塩素系漂白剤、塩素系カビ取り剤は、クエン酸などの酸性のものと混ぜると有毒ガスが発生するので、絶対に同時に使用しないでください。塩素系の洗剤を使用する場合にはゴム手袋をして、必ず換気を行うようにしましょう。